かぼちゃの語源は国名のカンボジア。カンボジアはボルトガル語で Camboja であり、それが日本語になった。この野菜が日本に伝来した時、日本人のほとんどはカンボジアのことを知らなかったので、南瓜の漢字を充てたのだろう。実は秋、花は夏の季語。別名は唐茄子。かぼちゃは唐から来たものでもないし、茄子でもないが、現代の落語家は古典を語る際、かぼちゃを唐茄子と表現する。江戸時代には唐茄子が庶民の通用語だったのかもしれない。
南瓜は英語で squash という。米国では pumpkin と呼ばれる外皮がオレンジ色の種類を squash とは区別する。日本に入ってきた外来語としてはパンプキンの方が圧倒的に優勢なので、「英語で南瓜は pumpkin」が日本に定着した。
パンプキンはハロウィーンのジャック・O・ランタンを作る材料である。
ポルトガル語には abóbora という言葉があり、 pumpkin と squash の両方を意味する。
squash は瓜や瓢箪 (gourd) の仲間で、ズッキーニを指すこともある。
ネイティブ・アメリカンのヒダーツァ族 (Hidatsa) はバッファローの肩甲骨で南瓜包丁 (squash knife) なるものを作っていた。
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