Monday, February 28, 2011

ABOUT "Winged Words"

 「翼のある言葉」 --- winged words --- は「荘厳な言葉」と解され、ことわざとなった名言名句のことである。初出はホメロスの二大叙事詩『イリアス (Iliad)』と『オデュッセイア(Odyssey)』とされていて、古典ギリシャ語では επεα πτεροεντα (epea pteroenta) といい、頻繁に登場している。天上界の神や女神から地上の人に飛んでいく言葉であったり、人が神や女神に話しかけるときに飛んでいく言葉であったり、人から人へと飛んでいく言葉である。例えば、『オデュッセイア』で、

彼 (テレマコス) は彼女 (女神アテナ) に翼のある言葉を話し掛けた。
「ようこそ、どうぞ我が家でおくつろぎ下さい」
のように使用されている。
 この語句は人の想像力を掻きたてるようで、「翼のある」を「素早く伝わる」と解する人もいる一方、韻律を整える為に挿入されていただけの語句という説を唱える人もいる。十八世紀のアレグザンダー・ポウプはホメロスを英訳する際、 επεα πτεροεντα を winged words とは一度も訳していない。
 
 語源を扱うこのブログには、「(人から人へと、そして、過去から未来へと、次々に姿を変えながら飛んでいく) 翼のある言葉」と連想して命名しました。

 ブログ Winged Words は主に語源、ことわざの由来、翻案例、関連性、物語のモティーフの起源や変化について探っています。


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イリアス
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