老いては子に従えは江戸いろはかるたの「を」に割り当てられたことわざ。現代の用法では、「年老いたら、子に従った方が無難だ」といった意味になる。おそらくこのことわざは江戸時代には今と同じ用法になっていたのだろう。
元々は儒教の女性が守るべき三従の教えの一つであった。三従の教えとは「嫁ぐ前は父に従い、嫁いでは夫に従い、死別しては子に従うべし」といったものであった。手元に原典の白文はないけれども、英訳例はいくつかあり、例えば ----- When at home, obey your father; when a wife, obey your husband; when a widow, obey your son... ----- といった形で向こうには紹介されている。
老いては子に従えのことわざと対立しているのは、亀の甲より年の功である。「年寄りは伊達に年を食っているわけではない (= だからその知恵は借りろ)」といった意味である。
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江戸いろはかるた
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