伊達という言葉は鯔背に似ている。豊臣秀吉より朝鮮出兵を命じられた際、独眼竜伊達政宗率いる軍勢は皆白い死装束で京に上ったという。軍団の行列には荘厳な雰囲気が漂っていたにちがいない。これが本当の語源だとすると、本来伊達は「覚悟を決めている」の意味である。その様子は誉れ高きものであった。
伊達は「男らしい、かっこよい、粋な」から、「形ばかり、ただの飾り」の意味を生み出した。
伊達を英語でいうとき、シンプルに「粋なこと」を指すなら dandy / cool / sophisticated などで良いだろう。伊達男は gallant という。
「おれ伊達に留学してないっすよ」みたいな文は ----- I have been earnest in learning abroad... ----- といえる。
→伊達巻
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