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Wednesday, January 15, 2014

Wisdom is Like a Baobab Tree

Wisdom is like a baobab tree, no individual can embrace it.
--- Akan Saying in Ghana

A baobab tree is growing in the tropical zone in Africa which has the trunk too huge for no one to be able to embrace it alone. The tree is the symbol of wisdom for the Ghana people as the oak is the symbol of wisdom for the celtic people. The Ancient Jews considered that she (wisdom) is the tree of life to whom that lay hold upon her: and happy is every one that retaineth her (Proverb 3:18). These nations show that the tree is a symbol of life & wisdom. In Japan, the tree is worshipped in a more abstract way. In Ghana, the Akan people might think that wisdom is made up of all the knowledge of the people in a village or community, & when you need to decide something,  it is better to talk with someone than to decide by oneself without any talk.

Tuesday, December 17, 2013

かぼちゃ

かぼちゃの語源は国名のカンボジアカンボジアはボルトガル語で Camboja であり、それが日本語になった。この野菜が日本に伝来した時、日本人のほとんどはカンボジアのことを知らなかったので、南瓜の漢字を充てたのだろう。実は秋、花は夏の季語。別名は唐茄子かぼちゃは唐から来たものでもないし、茄子でもないが、現代の落語家は古典を語る際、かぼちゃ唐茄子と表現する。江戸時代には唐茄子が庶民の通用語だったのかもしれない。

 南瓜は英語で squash という。米国では pumpkin と呼ばれる外皮がオレンジ色の種類を squash とは区別する。日本に入ってきた外来語としてはパンプキンの方が圧倒的に優勢なので、「英語で南瓜は pumpkin」が日本に定着した。

 パンプキンはハロウィーンのジャック・O・ランタンを作る材料である。

 ポルトガル語には abóbora という言葉があり、 pumpkin squash の両方を意味する。

 squash は瓜や瓢箪 (gourd) の仲間で、ズッキーニを指すこともある。

 ネイティブ・アメリカンのヒダーツァ族 (Hidatsa) はバッファローの肩甲骨で南瓜包丁  (squash knife) なるものを作っていた。

瓜・瓢箪に関する言葉
ゴーヤ
瓢箪から駒
河豚 (ふくべ = ひょうたん)


Friday, November 29, 2013

Latet anguis in herba

Latet anguis in herba
Latin Proverb

word-for-word translation
Hides, snake, in grass.

general translation
a snake in the grass.

逐語的邦訳
隠れている、蛇、草の中に。
(隠れている危険 (人物))

 ラテン語のことわざ。原典はウェルギリウスの『牧歌 (Eclogues)』 十七世紀の英人が latet (latere の直接法現在・三人称単数形) 「隠れている」を英訳しなかったので、それ以降は主に「草むらの中の蛇」と表現するようになった。具体的には「こそこそしているやつ、泥棒、反逆者、裏切り者」を指す。

 anguis は「蛇」の意味。 herba は「草」のことで、英語 herb を通じて、日本語ハーブになった。

About "Life is a Joke"
dragon
Latin Index
Nullis amor est medicabilis herbis (herbaが出て来るラテン文)
serpent
snake

Amazon Japan
ウェルギリウス

Wednesday, November 06, 2013

coca

コカ (coca) は、南米のコカノキの葉や若い枝を乾燥させたもので、ライムと混ぜていっしょに噛んだり、あるいは、お湯に浸して抽出し、お茶として飲んだりする。コカに含まれるコカインは神経の興奮作用、麻酔作用、空腹の緩和、疲労の回復などの効能がある一方で、依存症も引き起こす。

 コカはアイマラ語 kuka か、もしくは、ケチュア語 koka に由来し、スペイン語を介して英語に入った。

 コカは、インカ帝国の版図よりも広い範囲での栽培と使用が認められるから、インカ文明よりも古いものであると推理できる。中米を含む広い範囲でコカは使用されていた。我々日本人にとっての酒や、北米の人々のたばこと同様に、コカは中南米先住民の親睦や懇談、宗教儀式と関係がある。

 インカの宗教祭儀にも使用されていたから、スペイン人が建てたペルー政府は十六世紀にコカの使用を禁止した。しかし、禁制品は高く売れるから、栽培がかえってさかんになり、活発に取引されるようになった。スペイン人入植者は鉱山や農場で労役させるために先住民にコカを与えていた。入植者の中でもコカの農場主は高額納税者となり、政治的影響力を強めていった。

 ペルーとボリビアでは今でも栽培と伝統的使用は合法である。政府は外圧に従い減反を進めているが、コカ栽培農家 (Spanish cocaleros ) は協会 (association) を設けて対抗している。「コカ栽培をやめると、文化の独自性は失われる」と協会側は危機感を煽っている。コカがほかの作物よりもお金になることは言うまでもない。

 エクアドルでのコカ栽培は一九九一年までで、それ以降は皆無となっている。

 二〇〇〇年時点での作付面積は、ペルーが40,200ha、ボリビアが22,253ha、コロンビアが183,571haであった (Andean Trade Preference Act: Impact on U.S, Industries and Comsummers and on Drug Crop Eradication and Crop Substitution. 13th Report 2007 --- by US International Trade Commission)

一番多く栽培しているコロンビアでは、コカインへの精製も盛んに行われているという。コカインの主要消費地は米国なので、米政府は南米各国政府の対応にいら立ちを募らせている。

 コカコーラコカは、コカインコカに由来している。


Tuesday, November 05, 2013

cocaine

コカイン (cocaine) は、コカノキコカ (coca) と、抽出した「主成分」を示す -イン (-ine / -in) からなる。コーヒーから抽出できるカフェイン-インも同様の-インである。

 コカノキは南米の低木で、その乾燥させた葉や若いからコカインは抽出される。(→コカ)

 英単語 cocaine の初出は十八世紀後期で、分子式(C17H21NO4) も判明していた。コカインはお茶のカフェイン、タバコのニコチン、芥子のモルヒネと同様にアルカロイドに分類されている。一八八六年の薬学に関する記事には ----- The valuable alkaloid cocaine, whose properties as a local anæsthetic have created almost a revolution in ophthalmic and other branches of surgery… ----- 「有意義な植物塩基のコカインは、地元で使われていた麻酔剤としての特性があり、眼科とそのほかの領域の手術にあらかたの革新をもたらした。」とある。局部麻酔として用いられていたようで、歯痛にも用いられていた。

 「コカインで麻酔する」こと、「コカインを効かせる」ことは cocainize という。その名詞形は cocainization 「コカイン麻酔」であり、形容詞形は cocainized 「コカインで麻酔した」である。使いすぎるとコカイン中毒 (cocainism) を引き起こす。

 コカインが今も世界のどこかの医療現場で使われているかどうか不明だが、 OED にある cocainization の最新の引用文は一九六四年の眼科的治療に関する記事で ----- They are common in elderly people and should be removed with a sharp needle after cocainization… ----- 「高齢者には一般的なもので、コカイン麻酔のあとに鋭い針で取り除かなければならない」という文がある。おそらくこれは、白内障の治療について書かれたものなのだろう。

coca

Tuesday, October 22, 2013

cola

コーラ (cola, kola) は熱帯西アフリカ原産の木で、ニジェール・コンゴ語族の言葉が語源 (テムネ語: kola / マンディング語: kolo )

 西洋人の手によって、ブラジルや西インド諸島などに伝わった。コーラの実 (cola, cola nut, cola seed) は栗くらいの大きさで、茶色みがかった色であり、味は苦く、消化を助ける食べ物として使用されていた。また、神経を落ち着かせる作用もあるという。英語の初出は十八世紀末。

 一八八〇年代の医学誌には ----- Cola nuts are a perfect antidote to alcohol… ----- 「コーラの実はアルコールの完璧な解毒剤である」という記述がある。お酒を飲んだ後にお茶漬けを食べると酔いがやわらぐという経験から察するに、コーラがアルコールを解毒するのは、お茶と同様にカフェインを含有しているからだろう。ペンバートンが発明した元祖のコカコーラには、コーラの実や葉の香り付けがなされていたが、清涼飲料として売り出され、競合他社のペプシもペプシコーラ (Pepsi Cola) を売り出すようになった二十世紀初頭のアメリカでは、一般にカフェイン入りの黒い炭酸水を略称の cola で呼ぶようになった。




Tuesday, October 15, 2013

マテ茶

マテ茶はケチュア語 mati から、スペイン語 mate を介して日本語になった。英語では mate は「メイト」になるので、 maté と綴る。

 マテ茶はマテチャノキと呼ばれるヒイラギ科の低木の葉を乾かして茶葉を作る。茶葉は緑のままお湯に浸すこともあれば、あらかじめ焙煎しておいて抽出する黒いお茶もある。焙煎しない茶葉から抽出する飲み方は日本の緑茶の飲み方と同じである一方、乾かした茶葉を焙煎するやり方は中国茶や紅茶の作り方と同じである。南米にコーヒーがもたらされてから焙煎するようになったのか、それ以前から焙煎する飲み方があったのか、そのへんのことは不明である。

 マテ茶を飲むときは小さい瓢箪から作った器にストロー状のものを入れて吸い出す。器もマテという。かつてケチュア人たちは竹や葦からストローを作っていたらしいが、今日では金属製のものを使う。金属のストローはスペイン人の考案によるもので、スペイン語で bombilla という。マテ茶の説明をいろいろと読むと、必ず、カフェイン濃度は高いと書いてある。

 アルゼンチンには ¡Tomá mate! 「マテ茶を飲め (Take maté!)というスペイン語の驚きを示す感嘆の表現がある。「何慌ててるんだ! とりあえず茶でも飲んで落ち着け」といったニュアンスなのだろう。
瓢箪から駒
河豚

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Monday, October 14, 2013

芋頭でも頭は頭

芋頭でも頭は頭

word-for-word translation
Even if a taro head, a head is a head.

general translation
Even if dull, a leader is a leader.

 日本語のことわざ。

 芋は里芋か山芋かじゃがいもかさつまいもか限定されていないが、里芋か山芋の類だろう。

 いもという単語は、芋にとっては聞き捨てならないことだろうけれども、そのいびつな形から、どこかできそこない的なものを形容するときに用いられる。植物全体としてのイモではなく、食す芋は土中にあるものだから「どろくさいもの」の代名詞。野菜としてありきたりな面もあるから、「つまらないもの」もいもという。しかし、「たとえ芋でも社長は社長」などと讃えられることもある。

 ただ見方を変えると、世襲などによって上に立った者に対する無条件の屈服ともとれる。「あいつは芋でも頭は頭。ついていくしかあんめえ」のような用例があるかどうかは調べていないが、言葉は千変万化するのが普通だから、ありえなくはない。




Sunday, September 01, 2013

チンゲンサイ

チンゲンサイは中国語の青梗才 qīnggěngcài ) から。の字は使わずを使う。日本語で葉野菜を青物と呼ぶのは中国語の影響だろうか? 原産は中国華南地方。英名はピンインに従って qing-geng-cai というが、この野菜は英語圏ではあまり認知されていない。また、葉物の野菜の類に blue は使わない。

 日本語で、「若い、未熟な」は青いだが、英語は green を用いる。どちらも植物や野菜の色から来ている。

食べ物に関する言葉
salad days

Monday, August 26, 2013

グミ

グミというお菓子の語源はドイツ語 Gummi 「ゴム」である。食感がゴムを噛んでいるようなので、こう命名された。

 ドイツ語 Gummi はオランダ語 gom と同系であり、このオランダ語は日本語のゴムの源である。英語の同系語は gum だが、英語話者は「ゴム」を rubber という (: rubber tree... rubber  boots... )。ただべたべたとくっつくものは gum という。アメリカでは chewing gum を縮めて gum と呼ぶ。日本でもチューインガムは縮めてガムと呼ぶから、省略法は同一である。日本では噛みつづけてもなくならないものをガムと呼び、噛んでいるとなくなるものをグミと呼ぶ。

 ドイツ語の Gummi は「ゴム」の意味であり、「消しゴム」などの意味で用いられることはあるが、「グミ」の意味はない。日本語の輪ゴムはドイツ語では「ゴム輪」即ち Gummiring と呼ぶ。

食べ物に関する言葉
ランドセル  (オランダ語からできた言葉)
リュックサック (オランダ語からできた言葉)


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