Wednesday, November 28, 2012

眉唾

眉唾は「真偽・真贋が疑わしいこと、信じるに値しないようなこと」を指し、眉唾な話だとか、眉唾物などと使われている。古来より狐はへんげしたり、葉っぱを小判に見せたりする術で人を騙すことがあり、騙されないようにするには、眉に唾を付けると良いとされていた。狐は眉毛の本数を素早く数えて術をかけるからだという。眉毛が唾で濡れると、狐は本数を数えられなくなり、術を使えなくなる。

 西洋には、日本以上に、狐が狡猾な役を演じる物語が数多くあり、その影響で、--- as sly as a fox ---「狐のようにずるい」や、 --- play the fox --- 「狐を演じる = ずるをして切り抜ける」などの英語の慣用句ができた。また、眉唾な薬を売り歩く行商人を --- snake oil salesman --- 「蛇油売り」という。

体の部位に関わりのある言葉
繋がっている眉毛
snake

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