Tuesday, December 11, 2012

シーチキン

シーチキンは鮪や鰹の缶詰をいうが、もともとは登録商標であった。もちろんこれは、缶詰のツナの味がチキンの味に似ていることから名付けられた。ツナの缶詰は二十世紀初頭にアメリカで発明されたが、一般に sea chicken とは言わない。アメリカには Chicken of the Sea というブランドがある。日本で缶詰を開発したはごろもは商標が重ならないように命名したのだろう。今では一般名詞化している。

 缶詰は中に食べ物を詰めて密閉してから、加熱殺菌するので、保存料などは使われていない。また、密閉・放置されているうちに少しずつ熟成されていき、製造直後のものよりもある程度時間が経ったものの方がおいしいのだという。

 登録商標が一般名詞になった例としてはほかにウォークマンがある。

iPS細胞とiMac (商品名と一般名詞の関係)

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