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Monday, October 21, 2013

Coca-Cola

コカコーラ (Coca-Cola) 、アメリカで開発されたカフェインとカラメル入りの黒い炭酸飲料で、商標名。 OED には Coca-Cola のエントリーがある。言葉の成り立ちから見ると、コカコーラの組み合わせである。コカはラテンアメリカ先住民の嗜好品で、コカインの原材料であり、言葉としてはアイマラ語やケチュア語といった南米先住民語に由来し、コーラは西アフリカ原産のコラノキの実で、ほろ苦くて、カフェインを含有し、言葉としてはニジェール・コンゴ語族に由来している。つまり、アンデス山脈出身のものとサハラ砂漠以南の熱帯の木の実がアメリカで組み合わされたことになる。

元祖コカコーラコカコーラを原材料に含む神経衰弱などに効く内服薬である一方、アルコール飲料の代用品であった。従って、アル中の予防薬としての役割もあった。発明者はペンバートン (John Smith Pemberton. 1831-88) OED が採録している一八八七年の新聞に載った宣伝文には ----- Drink the brain tonic and intellectual soda fountain beverage Coca-Cola… ----- 「脳をすっきりさせる飲み物、知的炭酸清涼飲料のコカコーラを飲もう」とある。今日、コカやコーラは原材料にしないが、名称コカコーラはそのまま使用され続けている。

 英語では同様の飲料水を cokecola と呼ぶ。

 「コカコーラが普及した」ことは coca-colonized という。「コカコーラ普及 (植民地) 化」は coca-colonization という。こういった術語はおおむね Americanized Americanization を意味する。

Thursday, January 10, 2013

大福帳

大福帳は「商家の帳簿 (account book)」のこと。江戸時代中期、江戸の日本橋室町に住んでいた鍵屋清左衛門は、帳簿を商っていたが、達筆な人だったので、あるとき、帳簿の表紙に「大福帳」と書いて発売してみることにした。これが縁起を担ぐ江戸の商人たちに受け入れられて大当たりした。やがて、商家の帳簿は一般的に大福帳と呼ぶようになった。当時は登録商標などというものはなかっただろうけれども、これは商品名が一般名詞になった例の一つといえる。

 清左衛門の息子平林淳信 (あつのぶ) は書家細井広沢に弟子入りして書家になった。

Wednesday, December 12, 2012

iPS細胞とiMac

iPS細胞 Induced Pluripotent Stem cells の和訳語入り頭字語で、純粋な日本語では誘導多能性幹細胞といい、造語したのは二〇〇六 (平成十八) 年にiPS細胞の作成に成功し、今年ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京大教授である。小文字の i ではじまるのは、グローバルにヒットしたアップルの iPod にあやかってのことだという。

 iPod はユーザーが自分の音楽ライブラリーを手軽に持ち運べるようにしたガジェットで、小文字の i は同社の iMac から継承して取ったものである。初代ボンダイブルーの iMac は一九九八年に発売されたが、アップル復活の狼煙となったこの商品の名称は、当初、当時のスティーブ・ジョブズ暫定社長 (interim CEO Steve Jobs) がしぶしぶ認めたものであった。というのも、ジョブズ暫定社長は、マックマン (MacMan) なる商品名を押していたからである。マックマンでは商品は売れないと社内で反発があって、最終的に iMac になったが、この i は、当時加速度的に普及し始めていた Internet の頭文字であり、想像 (imagination) i であり、個人 (individual) i であるという。もしもアップルがマックマンなる商品名でボンダイブルーのコンピュータを売り出していたら、iPS細胞の最初の文字は大文字になっていただろう。

 iPS細胞は受精卵のようにあらゆる組織の細胞を生み出す能力を有していて、難病の治療や、薬剤の特定臓器への影響を研究するのに役立つと期待されている。おそらく、移植によって治療可能な後天的な病気や脊髄損傷などの後遺症はiPS細胞の応用で将来治療可能になるだろう。
 
ACRONYM
Pakistan

商品名と一般名詞
シーチキン

スティーブ・ジョブズの言葉
Not Money But People

ノーベル賞受賞者
世界の名著 (ヘミングウェイとカミュ; ただし、言及は小説のタイトルのみ)
The Smaller, The Better (Milton Friedman)
Neoliberalist (Milton Friedman)


Tuesday, December 11, 2012

シーチキン

シーチキンは鮪や鰹の缶詰をいうが、もともとは登録商標であった。もちろんこれは、缶詰のツナの味がチキンの味に似ていることから名付けられた。ツナの缶詰は二十世紀初頭にアメリカで発明されたが、一般に sea chicken とは言わない。アメリカには Chicken of the Sea というブランドがある。日本で缶詰を開発したはごろもは商標が重ならないように命名したのだろう。今では一般名詞化している。

 缶詰は中に食べ物を詰めて密閉してから、加熱殺菌するので、保存料などは使われていない。また、密閉・放置されているうちに少しずつ熟成されていき、製造直後のものよりもある程度時間が経ったものの方がおいしいのだという。

 登録商標が一般名詞になった例としてはほかにウォークマンがある。

iPS細胞とiMac (商品名と一般名詞の関係)

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