dengue
~ Word DNA ~~~~~~~~~
WORD HISTORY
I [19th c.]
“epidemic whose symptoms include fever, headache, muscle, joint, & bone pain, sudden cramp-like seizure, & occasionally fatal hemorrhage. Also called break-bone fever; dandy, giraffe. Mosquitoes are the vehicles of the virus.”
FORMATION
West Indies Spanish dengue, derived from Swahili phrase in Zanzibar ka dinga pepo, literally “a sudden cramp-like seizure plague”; ka is the partitive article, dinga (dyenga, denga) means “sudden cramp-like seizure,” & pepo is an “evil spirit or plague.”
GERMAN COGNATE
Denguefieber (→Japanese)
DECIPHERMENT IN JAPANESE
「デング熱」:
fever 「熱」を伴うことと伴わないことがある (用例: There are no licensed vaccines to protect against dengue fever… The Bone Crusher Dengue is a mosquito-borne viral disease found in over 100 countries and territories around the world, primarily in tropical and subtropical environments... severe attack of dengue... )。
限定的用法「デング (熱)(の)」(dengue virus... Approximately 33.3% of the Earth's 6.05 billion people are at risk of dengue infection... )。
外来語
デング熱 [ドイツ語から]
~~~~~~~~ 言葉の遺伝子 ~
デング熱は熱帯・亜熱帯地方の伝染病で、発症すると、熱、頭痛、筋肉や関節や骨の痛み、こむらがえりのような突発的な発作があり、場合によっては、出血により死に至ることもある。
dengue は十九世紀の西インド諸島のスペイン語からできた言葉だが、このスペイン語は東アフリカのスワヒリ語の ka dinga pepo を語源にしている。 ka は部分冠詞、 dinga は「こむらがえりのような発作」、 pepo は「悪い妖精、疫病」を指す。つまり、スワヒリ語では「悪い妖精、妖怪、魑魅魍魎、化け物」と「疫病」を同じ言葉で指すのである。
十九世紀のキューバでは、この病気を dengue と呼んでいたが、このスペイン語は「お洒落、気取り」の意味である。デング熱にかかった人は痛くて背筋をまるめることができなくなるらしいが、はたから見ると、しゃんと背筋を伸ばして気取っているように見えたので、東アフリカから来た dinga とまぜこぜにしたらしい。英領の西インド諸島にはスペイン語のその意味合いが伝わったので、この病気は巷では dandy と呼ばれるようになった。また、首や背中をまっすぐに硬直させているので、別名で giraffe「キリン」ともいったという。
こんなユーモラスな呼び名があるにもかかわらず、この病気は時に激しい出血を伴い、感染者を死に至らしめることがある。
日本でこの病気が流行しているということは、温暖化が進行して、日本の気候が温帯から亜熱帯・熱帯に移行してしまったといってもいいのだろう。
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