玄奘は天竺に経典を取りに行く旅に出る前に、霊巌寺の一本松に語りかけた。
「わたしが西に進んでいるときは西に伸びなさい。経典をいただいて東に戻る道を辿りはじめたら、弟子たちに告げなさい」
弟子たちとは道中一緒になる孫悟空、猪八戒、沙悟浄のことではない。霊巌寺のとどまって師匠の帰りを待つ弟子たちのことである。
松は玄奘が旅立つと数年の間は西の方へ数丈も伸びた。
ある日を境に東に伸び始めた。そこで霊巌寺の僧侶たちは玄奘が帰路についたのだと悟った。
Words have their stories as men have their ones.
人に物語があるように、言葉にも物語はある。
Words fly from place to place & travel from time to time, changing their shapes & senses...
言葉は姿や意味を変えながら、国から国へと飛んでいき、時代から時代へと旅をする。
夫鹽食肴之將、酒百薬之長、嘉會之好。鐵田農之本、名山大澤、饒衍之臧。
(夫 (そ) れ鹽 (= 塩) は食肴の将、酒は百薬の長、嘉會 (= 嘉会) の好なり。鐵 (= 鉄) は田農の本 (もと)、名山大澤 (= 大沢 ダイタク) は饒衍 (ジョウエン) の臧 (ゾウ) なり)
祇園精舎の鐘の声祇園精舎 (梵語: Jetavana vihara) は天竺の仏教僧院。須達 (しゅだつ / 梵語 Sudatta) 長者が舎衛城 (しゃえじょう) の南にある祇陀 (ぎだ / 梵語 Jeda) 太子の林苑を買い取って釈迦 (しゃか / 梵語 Sakya) とその教団の為に建立した。祇陀林寺。ここでは病僧がなくなると弔意を表すために鐘を鳴らす風習があった。釈迦が入滅したときは、沙羅 (さら / 梵語 sala) 双樹の花も白くなって枯れてしまった。それは、さかんであっても必ず滅びる裡 (ことわり) を示している。沙羅双樹は無常の象徴とされている。
諸行無常の響き有り
沙羅双樹の花の色
勢者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏 (ひとえ) に風の前の塵に同じ
Monkey, kowtowing violently, hastened to say, "There is no trickery about this."比喩的に精神状態を指す「追従的態度、ご機嫌取り」、あるいは、動詞で「こびへつらう」などの意味は英語になってから成立した。中国語や日本語にこの意味はない。
< Alison Waley, Dear Monkey (西遊記) >
猿は、平身低頭して激しく叩頭しながら、慌てて言った。「騙そうなんて滅相もございません。
I won't kowtow to those inferior to me!中国の奇数は陽のシンボルで、九は、一桁では一番大きいな奇数であるから、吉とされている (eg. 九月九日は「重陽の節句」)。
格下の連中の言いなりにはならないぞ。