『平家物語』は、冒頭の「諸行無常の~~風の前の塵に同じ」の最初の段落の直後に、中国の悪しき君主の例を載せている。
遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱异、唐の禄山、これらは皆旧主先皇の政にもしたがはず、楽しみをきはめ、諌めをも思ひいれず、天下のみだれむ事をさとらずして、民間の憂ふる所をしらざりしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。関連
→奢る平家は久しからず
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平家物語
Words have their stories as men have their ones.
人に物語があるように、言葉にも物語はある。
Words fly from place to place & travel from time to time, changing their shapes & senses...
言葉は姿や意味を変えながら、国から国へと飛んでいき、時代から時代へと旅をする。
遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱异、唐の禄山、これらは皆旧主先皇の政にもしたがはず、楽しみをきはめ、諌めをも思ひいれず、天下のみだれむ事をさとらずして、民間の憂ふる所をしらざりしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。関連
夫鹽食肴之將、酒百薬之長、嘉會之好。鐵田農之本、名山大澤、饒衍之臧。
(夫 (そ) れ鹽 (= 塩) は食肴の将、酒は百薬の長、嘉會 (= 嘉会) の好なり。鐵 (= 鉄) は田農の本 (もと)、名山大澤 (= 大沢 ダイタク) は饒衍 (ジョウエン) の臧 (ゾウ) なり)
祇園精舎の鐘の声祇園精舎 (梵語: Jetavana vihara) は天竺の仏教僧院。須達 (しゅだつ / 梵語 Sudatta) 長者が舎衛城 (しゃえじょう) の南にある祇陀 (ぎだ / 梵語 Jeda) 太子の林苑を買い取って釈迦 (しゃか / 梵語 Sakya) とその教団の為に建立した。祇陀林寺。ここでは病僧がなくなると弔意を表すために鐘を鳴らす風習があった。釈迦が入滅したときは、沙羅 (さら / 梵語 sala) 双樹の花も白くなって枯れてしまった。それは、さかんであっても必ず滅びる裡 (ことわり) を示している。沙羅双樹は無常の象徴とされている。
諸行無常の響き有り
沙羅双樹の花の色
勢者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏 (ひとえ) に風の前の塵に同じ