東雲は明け方に東の空が明るくなってくるさまを指す。古代の住居には篠竹で編んだ明かり取りの篠の目が付いていたが、後にその明かり取りがそのまま「朝の光」を指すようになった。しののめの (東雲の) はあく (明く) とほがらの枕詞である。
対応する英単語は daylight や daybreak や dawn である。 daylight は、字面どおりに読むと「日光」だが、日中の太陽光ばかりでなく、明け方の最初の白い光も指す。また、日本語では「朝になること」を夜明けというが、向こうでは日開け (daybreak) という。 dawn は「曙、暁、夜明け」などの訳語があてはまる名詞だが、語源から解釈すると「はじまること」である。
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