東洋と西洋のつながりは複雑多岐である。肉じゃがといわれる日本の家庭料理は、実はビーフシチュー
(beef stew) の日本版なのである。かつて東郷平八郎元帥は西洋で食べたビーフシチューの味が忘れられず、海軍の調理人にビーフシチューを作るよう命令した。しかし調理人たちはだれもその料理がどんなものか知らなかった。そこで、元帥に伺いを立てると、なんでも、牛肉とじゃがいもをおいしく煮込んだものだ、とのことであった。どうやら元帥ご自信も作り方はわからないらしい。そこで調理人たちは日本風に砂糖と醤油で味付けして、彼らの「ビーフシチュー」を完成させた。東郷元帥は「ビーフシチューとは違うが、これはこれでうまい」と言ったのだという。
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