『白鯨』
『グレート・ギャッツビー』
『風と共に去りぬ』
『誰がために鐘は鳴る』
『初恋』(トゥルゲーネフ)
『戦争と平和』
『罪と罰』
『カラマーゾフの兄弟』
『ハムレット』
『嵐が丘』
『一九八四年』
『若きウェルテルの悩み』
『ツァラトストラはこう言った』
『赤と黒』
『三銃士』
『レ・ミゼラブル』
『失われた時を求めて』
『異邦人』
『神曲』
『ドン・キホーテ』
この中で熱心に読んだことがあるのは、ヘミングウェイのミッション・インポッシブル『誰がために鐘は鳴る』、善悪なんぞ物の見方でどうとでもなるといいつつ、なかなか思うように行動できない悩み多きデンマークの王子の物語『ハムレット』、ヒースクリフがアーンショウ家とリントン家に復讐する『嵐が丘』、ダルタニアンが三銃士とともに悪の枢機卿と対決する『三銃士』、ジャン・ヴァルジャンとコゼットとマリウスの数奇な運命と十九世紀のフランスの姿を描いた『レ・ミゼラブル』、そして、憂い顔の騎士とその従者サンチョ・パンサの冒険談『ドン・キホーテ』である。
『若きウェルテルの悩み』は、読んだことはあるはずだが、印象は薄い。
『失われた時を求めて』は長すぎて、拾い読みしかしていない。
『風と共に去りぬ』の出て来るスカーレット・オハラのいい人アシュレー (アシュレーはメラニーと結婚している) は、戦後、腑抜けになってしまう時期があり、勝者の北の政府に税金をおさめないとスカーレットが農場を失ってしまうというのに、口にするのは文明の崩壊だとか、神々の黄昏といったことばかりで、実務に役に立つことをスカーレットにしてくれない。それはどことなく病弱なせいで焦燥感を募らせながら執筆していたであろうニヒリストのニーチェと重なる。「神は死んだ」だとか、「永劫回帰」のことがニーチェの書には書いてあるが、だからいったいなんなんですかといいたくなる。ニーチェが無意味だとは思わないが、でも男というのはせいぜいそんなもので、いざとなったら女の方が強いのだろう。ただ、ヒースクリフはかわいそうな境涯ながら、図太く逞しく生きる。
こうしてみると、ロシアものはほとんど知らないことに気付く。ラスコーリニコフの性格や行いは少しは知っているが、通して読んだことはない。
ちなみに村上春樹文学に影響を与えたのは、上記の書物では、『グレート・ギャッツビー』と『一九八四年』であるという。
サマセット・モームは『嵐が丘』を世界十大小説に数えている。
ヘルマン・ヘッセは誰にとっても必ず読んでおかなければならない書物など存在しないと言っていた。
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→Cat is honest (by Hemingway)
ヘミングウェイとカミュはノーベル文学賞受賞者
(ノーベル賞関連投稿)
→iPS細胞
→The Smaller, The Better
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映画
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