中国の故事成語 (ピンイン: wo xin chang dan)。薪に臥す者あり、胆を嘗める者あり。堪え忍ぶことをいい、日本では報復する目的で堪えているさまを喩えるが、中国では目的を達する為に堪えるさまをいう。このフレーズをつくったエピソードにより忠実なのはむしろ日本の使い方である。
呉と越は、呉越同舟というフレーズで馴染み深いように仲が悪かった。紀元前六世紀、中国は春秋戦国時代で、両国は交戦状態であった。
あるとき、呉の王の闔閭 (コウリョ) は越に攻め込んだが、迎えた越の王・勾践 (コウセン) の軍隊の前に敗れ去って戦死した。跡をついだ呉の太子・夫差 (フサ) は、父の仇をとる為、薪に臥して痛さに堪え、復讐を誓った。
やがて英気を養った夫差の軍勢が再び越に攻め込み、今度は勾践の軍が敗走することになった。会稽山で降伏した勾践は、越に帰ることが許された。勾践は吊した苦い胆を毎日嘗めて屈辱を堪え忍び復讐を誓った。
国力を整えた勾践は呉に進軍し夫差を倒し、呉を滅ぼした。
紀元前六世紀のこの一連の出来事は、紀元後十四世紀前半に成立した『十八史略』に描かれている。
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中国の故事成語
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