Words have their stories as men have their ones.
人に物語があるように、言葉にも物語はある。
Words fly from place to place & travel from time to time, changing their shapes & senses...
言葉は姿や意味を変えながら、国から国へと飛んでいき、時代から時代へと旅をする。
Monday, February 20, 2012
chien
chien
フランス語で「犬」のことは chien といい、雌犬は chienne という。
吠える犬はめったに噛まない (Barking dogs seldom bite... ) ということわざは、英語のものかと思っていたが、フランス語でもいう。
Chien qui aboie ne mord pas.
吠える犬は噛まない。
吠えるのは臆病な証拠。口やかましいが、実は小心といった意味になる。
犬は身近な動物なので、フランス語でも慣用句は多い。女性を指して雌犬 (chienne) といえば、「淫らな女、嫌な女 (= bitch)」の意味。抽象名詞 (chiennerie) では「淫らな生き方、破廉恥、がつがつ貪ること」などの意味になる。犬の倅 (fils de chien) といえば、「ろくでなし、馬鹿野郎 (= son of the bitch)」のこと。犬の生活 (vie de chien) は、「みじめな人生 (生活)(= dog’s life)」
chien の語源は知らないが、二回続けて chien-chien といえば、「わんわん、わんちゃん」の意味になる。日本語のわんちゃんはいうまでもなく、犬の鳴き声をわんわんと表現することからできている。英語でわんちゃんは、幼児語としては doggy という。「子犬」の意味としては puppy という単語もある。
bitch は人を指すときは蔑視語であるが、イヌ科の雌を指すときは中立に「雌」の意味である。
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