--- Word DNA ---------------------------------------
1800 “rake, debauchee, lecher.”
ETYMOLOGY
French, literally meaning “broken on the wheel,” past participle of rouer, from Latin verb rotare “to rotate”; related to Latin noun rota “wheel.” The wheel was an instrument of punishment. The word was first applied to the Duke of Orleans (French regent) & his bad company around 1720, to imply that each & every one of them deserved to be “broken on the wheel.”
FAMILY
rodeo
roll
role
rota
rotary
rotate
roulette
rowel
round
rotund
control
PIE ROOT
*ret- “to run or roll.”
------------------------------------ 言葉の遺伝子 ---
「車輪の刑で骨を折られるやつ」といった意味合いで、 「放蕩者、道楽者、助平」のこと。
中世のヨーロッパには、公衆の面前で、罪人を車輪にX字型に縛り付けてハンマーや棍棒などで打ちのめす処刑法があった。車輪は地面と水平に設置され、罪人はその上に仰向けに縛り付けられる。車輪はゆっくりと回転するようにできていて、刑の執行者は梁と梁の間で伸びきるように縛ってある腕と脚をハンマーや棒で打ちのめして次々に骨折させる。何度も強打して複雑骨折させたあと、刑の執行者は罪人の胸部や腹部を強打する。フランスではその打撃を「慈悲の打撃 (coups de grâce)」と呼んでいた。
罪の重さにより、慈悲の打撃が行われない処刑法もあった。その場合、罪人は腕や脚が骨折したまま死ぬまで放置されたり、あるいは、手足を縛り上げて生きたまま鳥の餌にされたりしていた。
西洋諸語にはこの残虐な刑にまつわる慣用句がある。
フィンランド語の動詞 teilata「車輪によって処刑する (to execute by the wheel)」は、痛烈に批判したり、拒絶することを示す。
色事の国フランスではもうひとひねりして、「車輪の上で骨を折られるやつ」と表現して、「放蕩者」を指すようになった。これは十八世紀はじめのルイ十五世の摂政オルレアン公フィリップ二世の私生活が乱れていたことからできた言い回しである。摂政は権勢をほしいままにして、仲間とともに、美食や暴飲暴食、色事や賭け事に耽っていたという。現実の摂政は卒中で亡くなったらしいが、摂政とその仲間は車輪の上で叩きのめされても当然であったと後の世の人々は考えた。
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中世のヨーロッパには、公衆の面前で、罪人を車輪にX字型に縛り付けてハンマーや棍棒などで打ちのめす処刑法があった。車輪は地面と水平に設置され、罪人はその上に仰向けに縛り付けられる。車輪はゆっくりと回転するようにできていて、刑の執行者は梁と梁の間で伸びきるように縛ってある腕と脚をハンマーや棒で打ちのめして次々に骨折させる。何度も強打して複雑骨折させたあと、刑の執行者は罪人の胸部や腹部を強打する。フランスではその打撃を「慈悲の打撃 (coups de grâce)」と呼んでいた。
罪の重さにより、慈悲の打撃が行われない処刑法もあった。その場合、罪人は腕や脚が骨折したまま死ぬまで放置されたり、あるいは、手足を縛り上げて生きたまま鳥の餌にされたりしていた。
西洋諸語にはこの残虐な刑にまつわる慣用句がある。
opgroeien voor galg en rad (Duch) 処刑台の車輪まで伸びていく。(全然駄目 / まったく良くならない)スウェーデン語の rådbråka [from German radbrechen] は、「車輪の上で折る (to break on the wheel)」であり、精神的に参ってしまったことを示す。デンマーク語のradbrækket は肉体的にへとへとであることを示す。対応するノルウェー語の動詞 radbrekke は、芸術や言葉遣いが伝統や礼儀を蔑ろにしていることを示す。
morir en la rueda (Cholean Spanish) 車輪の上で死ぬ。(黙っている / 死んでも口は割らない)
ik ben geradbraakt (Dutch) 私は車輪の上でずたずたにされた (= 私はもうくたくただ)
sich gerädert fühlen (German) 車輪にくっつけられた気分である。(もうくたくたである)
フィンランド語の動詞 teilata「車輪によって処刑する (to execute by the wheel)」は、痛烈に批判したり、拒絶することを示す。
色事の国フランスではもうひとひねりして、「車輪の上で骨を折られるやつ」と表現して、「放蕩者」を指すようになった。これは十八世紀はじめのルイ十五世の摂政オルレアン公フィリップ二世の私生活が乱れていたことからできた言い回しである。摂政は権勢をほしいままにして、仲間とともに、美食や暴飲暴食、色事や賭け事に耽っていたという。現実の摂政は卒中で亡くなったらしいが、摂政とその仲間は車輪の上で叩きのめされても当然であったと後の世の人々は考えた。
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