cabbage
「キャベツ、玉菜」は
葉が球状に丸まるアブラナ科の植物。
葉が重なって玉のように丸まった部位は
野菜として利用される。
学名 Brassica oleracea
・Strange Law: In New Jersey, cabbage can't be sold on Sunday.
変な な法律: ニュージャージー州では日曜日にキャベツを売ってはならない。
・Though cabbage has long been an Irish food, corned beef only began to be associated with St. Patrick's Day at the turn of the century.
キャベツは昔からアイルランドの食べ物であるが、コンビーフが聖パトリックの日と関連付けられるようになったのは世紀の変わり目からにすぎない。
・cabbage butterfly,
紋白蝶。
また、キャノーラ、ケール、カラシナ、クレソン、
ルッコラ、ブロッコリ、カリフラワーなどの
アブラナ科の植物も
cabbage
と称される。
・kale-worm n. the caterpillar of the cabbage butterfly; a caterpillar in general.
kale-worm (名詞) 紋白蝶の幼虫。あるいは一般的に、毛虫。
日本語でキャベツは基本的に
「キャベツ」しか指さないが、
「キャベツ」しか指さないが、
英語では形から
「頭」
などを指すこともある。というのも、
そもそも、「頭」が語源であるとされている。
古仏語 caboche「頭、キャベツ」は
中英語期にイングランドに上陸した。
古仏語には caboce なる単語があり、
caboche はその変形である。
中英語期にイングランドに上陸した。
古仏語には caboce なる単語があり、
caboche はその変形である。
但し、現代仏語でキャベツは
別語源の chou (→シュークリーム)
フランス人は親しみを込めて相手を呼ぶ際、
mon chou (相手は男性)
ma choute (相手は女性)
ということから、
英語にもかつてはその用法があった。
OED は十九世紀の用例を収録している。
・‘Ah, my dear little cabbage,’ she began, ‘I fear they will never forgive you!’
「ねえ、あなた」と彼女は切り出した。「あの人たちがあなたを許さないんじゃないかと心配です」
十六世紀初出の用法に
「鹿の角の生えてくるところのぎざぎざ」
「鹿の角の生えてくるところのぎざぎざ」
というまれな用法がある。
十七世紀には次のような用例がある。
・Thou foul filthy cabbage-head.
お前は腐った薄汚いキャベツ頭だ。
(= 馬鹿野郎だ)
この用法から、いつの間にか、
-head が抜け落ちて、
cabbage だけで、
「うすのろ、ぼんくら、ばか、あほ、能なし」
などに相当する俗語になった。
こんな言い方が生まれたのには、多分、
形は頭に似ているけれども、
キャベツの目方が軽いからかもしれないし、
キャベツの目方が軽いからかもしれないし、
あるいは単に
グリーン = 未熟者
という古来からのイメージに
グリーン = 未熟者
という古来からのイメージに
由来してのことかもしれない。
・Two heads are better than one, even if one is a cabbage.頭は一つより二つがまし、たとえ一つがキャベツ (ぼんくら) でも。
十九世紀のまれな用法として、
女性の帽子やドレスの飾りとなる
リボンなどの結び目を指すこともあった。
二十世紀初頭の米国では、
緑色の米ドル札をキャベツの葉に見立てて、
「お札、お金、現金、現ナマ」
の俗語が成立した。
・Plans for a house that didn’t smell of booze and cabbage. Plans for money and independence.
酒っけもなくお札の匂いもなかった家のための計画だ。金を稼いで独立するための計画だ。
イタリア語で「(玉の)キャベツ」は
cavolo ( cappuccio )
cavolo = キャベツ
cappoccio = 頭巾、帽子、頂
cappuccio は capo 「頭」から派生したもので、
ラテン語 caput 「頭」からできている。
関連する語にカプチーノがある。
(→ cappuccino)
(→ cappuccino)
オランダ語でキャベツは
kabuis-kool
(head cole = cabbage)
というが、この kabuis や
ドイツ語 Kappes は
ラテン語 caput から
直接借用されたものだ、
とグリムやクルーゲは説く。
しかし、現代の主説では、
キャベツの語源は不明とされている。
キャベツの語源は不明とされている。
一方、一三〇〇年代末までは、
植物・作物のキャベツ (cabbage cole) と、
野菜 (食べる部分、頭) のキャベツ (cabbage) を、
植物・作物のキャベツ (cabbage cole) と、
野菜 (食べる部分、頭) のキャベツ (cabbage) を、
分けて呼んでいたという説もある。
オランダ語の構成が、
この説に信憑説を与えている。
cole は kale や仏語 chou 、
オランダ語 kool 、ドイツ語 Kohl と同源で、
ラテン語 caulis 「茎、キャベツ」
から派生している。
cabbage
Middle English, “plant of European origin which has a short stem with plane leaves unexpanded & forming a ball or head, eaten as a vegetable; cole, or any plant which belongs to the family Brassicaceae (the cabbage family) such as canola, mustard, cress, rocket, broccoli, cauliflower, etc.”
The word is said to have been borrowed from French caboche “head, nut” or “cabbage” in the Channel Islands, corresponding to Italian capocchia “head”; both derived from Latin caput “head.” Before the end of 1300s, cabbage cole may have been the name of the plant & cabbage may have been the name of the head-like part of the plant as a vegetable, some etymologists explain. Cole & kale have the same origin: Latin caulis “stem, cabbage”
Jacob Grimm & Friedrich Kluge explain that Germanic words (eg. German Kappes “cabbage”) come from Latin caput, but no evidence is found in Latin documents which the term is used to mean a “cabbage.” Therefore the origin of the word cabbage is unknown. In French, the term, which refers to a cabbage, is un chou (pl. choux). In Italian, uno cavolo is a cabbage.
The well-known slang sense “greenbacks, money, cash” appeared in the early 20th century which was made up of similarities between cabbage leaves & US-dollar notes. They both are green & easy to be rolled up.
The term cabbage head, literally meaning the “head formed by unexpanded cabbage leaves,” is used in a figurative sense “stupid person,” probably because the cabbage is green (green implies “the state of being not grown up or inexperienced”) & it has no brains.
Cognates are: caboche, an obsolete verb “to cut off the head of a dear,” & cabbage, a rare verb “to grow to a head as the horns of a dear; or form a head as a cabbage or lettuce.”
Derivative: cabbagey, adjective.
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➡cabbagey
➡cappuccin
➡sauerkraut
➡to be not as green as one is cabbage-looking
➡飲食物に関する言葉
➡シュークリーム