阿呆はかつて阿房であった。阿房は始皇帝の阿房宮が語源。その荘厳さに周囲はあきれかえっていたのだという。中国語で阿は親しみを込めた接頭語である。魯迅の小説『阿Q正伝』は、言い換えれば、「Qさんの伝記」となり、中国でも人気を博したというテレビ番組の『おしん』は、『阿信』と表記されていた。
阿呆はまた愚かなことを意味するおこ (をこ = 尾籠、烏滸、痴) からともいう。
芥川龍之介は『或阿呆の一生』と題する心象風景を書き散らかしてから自殺した。
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