濫觴は音読みで「ランショウ」、読み下し的には「觴 (さかずき) を濫 (うか) べる」 揚子江も源流はさかずきを浮かべるほどの小さな流れでしかないことを指して、物事の「始原 (beginning, origin, source)」を指す。『孔子家語 (ケゴ)』が出典。
古代中国人は「はじまり」を川のはじまりに喩えたが、古代ローマ人は「卵 (ovum)」に喩えた。ラテン語の慣用句卵から (ab ovo) は食事のコースが卵からはじまっていたことに由来している。
慣用句卵からの生みの親であるホラティウスはトロイア戦争の発端はレーダーのお腹の中の卵子にあると指摘している。つまり、歴史的出来事はその出来事の中の最重要人物が卵子の状態からはじまるというのである。
→ab ovo
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