Thursday, December 15, 2011

ばか

 ばかは、一説には、梵語で「無知」を意味する moha を音写したものという。僧侶の隠語で、漢字では慕何と書いていた。莫迦馬鹿は当て字。鹿を用いて馬鹿と記すものには、始皇帝の跡を継いだ皇帝が馬と鹿の区別も付けられないバカであった為というものや、馬と鹿の体のつくりを知らず、鹿は前脚に、馬は後脚に重心があるにもかかわず、いくらやってもコツをつかめず、こわいので馬の頸にしがみつくように乗っていつまでも乗馬が上達しない者をばかというなど、民間語源と思わせるものが多々ある。

 梵語由来説に反して、あほをこと単語家族を成すとする説もある。をこ烏滸がましいおこつるなどのおこである。烏滸がましいはどこか謙遜の意識でいう言葉であり、おこつるは、聞いたことはまったくないが、「だます、機嫌をとる」ことである。京言葉のをこ (woko) と関東のばか (baka) は一見対応しているようでもあるが、意味が重ならない。

 鳥取あたりには「あほ、ばか」といった罵り語に対応するほっこという言葉がある。また、中国四国地方にはぼっこーという方言があり、「とても」という意味であるという。これは、ばかでかいなどというときのばかと同系とされる。

 言うまでもなく、あほには「とても」の意味はない。ばかうまとはいってもあほうまとは言わないし、ばかに寒いとは言ってもあほに寒いとは言わない。大阪弁では「とても」の意味はめちゃ / めちゃめちゃを使う (めちゃうま / めちゃめちゃ寒い)


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