Tuesday, September 27, 2011

阿弥陀様も銭ほど光る

金の力を誇示する諺としては、地獄の沙汰も金次第がよく使われるが、阿弥陀仏の後光も賽銭の金額によるものと断じる諺。お金をあげればあげるほど、後光が明るくなり、後光が明るくなればなるほど、御利益も多くなる、というわけだ。

 本来、阿弥陀仏は衆生を救おうとする仏。法然の浄土宗や親鸞の浄土真宗では、阿弥陀仏を信じて念仏を唱えることによって来世の西方浄土への旅立ちが約束される。

 西洋には —— Money talks —— 金が物を言う、などの慣用句はあるが、イエスがお金で態度を変えるようなことをいう諺はない。富は愛の対極にあるものと見なさている。マタイ四章二十四節とルカ十六章十三節には —— Ye cannot serve God and mammon (KJV) —— 汝らは神と富の両方に仕えることはできぬ、と記されている。

 日本人は実におおらかで、阿弥陀様も隣近所のおじさんのように扱っているといえる。
キリスト教と同じ一神教のイスラム教では、喜捨によって魂は清められる、と説く。もちろん、熱心にチャリティーする者は来世には天国に行ける。イスラム教はやはり、アラブで生まれただけあって、砂漠のように過酷で、がちがちの硬派な感じがする。

KJV = King James Version 『欽定訳聖書』(1611年刊)

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