Monday, February 04, 2013

は語源不詳。形の上では人間と同様の肉体を有しているが、肌の色は赤か青で、顔はおそろしい形相であり、角や牙を生やし、いつからかはわからないが、虎革製の褌か腰巻きを着け、手には金棒を持つようになっていった。上半身は裸であることが多いが、寒い冬には蓑を着ていて、概して、大男であり、その点では、海外の巨人伝説と繋がりがあるかもしれない。頭領とされる酒呑童子 (しゅてんどうじ) は、髪と眉と髭が繋がっているのだという。

 本来、は姿が見えないか、姿を隠している超自然的存在であった。漢字を導入したての日本人がおにの字を充てたのはその為だったのだろう。一説におおかみおいぬさまと呼んだ地方があり、おいぬ (= いらっしゃらない / お見えにならない) ものがであったのだという。

 ヨーロッパでは、眉毛の繋がっている男は狼男か吸血鬼であるとされる。

鬼籍


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