foot
--- Word DNA ---------------------------------------
ETYMOLOGY
[Old English fót, (plural) fét.]
PIE ROOT
*ped- “to walk. stumble, or fall.”
*pōd- “foot.” (nominal O-lengthened form)
DESCENDANTS
GERMANIC
Old English fæt “step.”
Old Saxon fôt, fuot
Old Frisian fôt
Dutch voet
German Fuß "foot, heel, base." [Old High German fuoȥ ]
Gothic fôtus
Old Norse fótr (Icelandic fótur, Norwegian foten)
Swedish fot
Danish fod
PIE→ Germanic *fet-
Old High German feȥȥan “to go.”
Old Norse fet “step; (measure unit) foot, feet.”
Old Norse feta “to make one's way,”
PIE→ Germanic *fet- →English fet-
fetch
fetter
fetlock
CELTIC COGNATES (p- has been lost)
Old Irish is “under, below.”
Welsh isod “below.”
ITALIC COGNATES
Latin pes (French pied, Spanish pie, Italian piede, Portuguese pé, Rumanian picior, Catalan peu.)
PIE→ Latin pes / ped- →English
pes (plural pedes)(technical term)
pedal
pedestrian
peduncle (technical term)
millipede [milli- “thousand.”]
quadruped [Latin quadru- "four."]
quadruped [Latin quadru- "four."]
expedite [Latin expedire (original sense) “to free the feet.”]
impede [Latin impedire (original sense) “to put in fetters.”]
PIE → Latin ped- → pedica "fetter, snare" → impedicare "to catch, to put in fetters" → English
impeach
PIE→Latin pes / ped- →English variant -vet
trivet [Middle English trefet, from Latin tripes / triped-; tri- “three.”]
PIE→Latin pes / ped- → Latin pedo / pedon “walker, foot soldier” → variants in Romance languages:
a) →Old French pedon / pehon “foot soldier, pawn (chess piece)→English
pawn
b) →Portuguese peão “walker, foot-soldier, day worker” & French pion “foot-soldier, footman, servant on foot” → English
peon (India, Bangladesh, Sri Lanka, Malaysia) “foot soldier, footman, native constable” → “menial worker.”]
c) →Spanish peon → Englsih
peon (Spanish America) “day worker, debtor who is a slave working for his creditor.”
d) → Old French → French pionnier “foot soldier, pathfinder” → English
pioneer
PIE→Latin→French→English -p
vamp [French avantpié, literally “front foot.”]
PIE *ped- “to stumble or fall” →Latin peior “stumbling” → “worse”) →Latin peiorare “to make worse” → English pejor- / pair
pejorative [pejorate “to worsen” + -ive, adjective-foming suffix]
impair [in- (= im-) + pai- (from peiorare)]
PIE *ped- “to stumble or fall” →Latin pessimus / “worst” →English pessim-
pessimism [+ -ism]
PIE *ped- “to stumble or fall” →Latin peccare “to stumble or sin”
a) → Latin impeccabilis → English
impeccable [in- “not” + pecca- “stumbling” + -able]
b) → Spanish peccado “sin” / peccadillo “minor sin” →English
peccadillo
HELLENIC COGNATES
Greek πούς / ποδ- “foot.”
πεζός “on foot.”
πέδον “ground, earth, soil.”
PIE → GREEK πούς / ποδ- → diminutive πόδιον “base. pedestal, raised standing place” → Latin pedium → Plural form pedia “parapet, balcony in the Roman theatre where the emperor sat” → Old French puye, puie, poye → English
pew
πόδιον→Latin podium→English pod-
podium
sympodium [syn- “together.”]
antipodes [anti- “opposite.”]
apodal (zoological term) [a- “without, not” + pod- + -al, adjective-forming suffix.]
polypod [Greek πολυπόδ = πολύ “many” + ποδ- “foot”]
tripod [tri- ”three”]
tetrapod [Greek τετρα "four."]
πόδιον→Latin verb appodiare “to lean upon a support” → Italian appoggiare “to lean upon or rest” → English
appoggiatura (musical term) [Latin ad- “to” + podium “support”]
PIE → Greek πούς → English -pus
Apus “Bird of Paradise, the southern constilation” [a- “without, not” + -pus = “footless”]
Oedipus / Edipus (character of Greek tragedy) [Literally, “swollen footed.” Proper name.]
polypus [Via Latin, from Greek πολύπους “cuttle-fish; polyp in the nose” = πολύ “many” + πους “foot”; literally, “many-feet.”]
polyp [See above.]
xenopus “African frog” [Coined in German by J. G. Wagler 1827. Greek xeno- (ξενο-) “strange” + -pus (πούς). ]
polyp [See above.]
xenopus “African frog” [Coined in German by J. G. Wagler 1827. Greek xeno- (ξενο-) “strange” + -pus (πούς). ]
octopus [Greek ὀκτώπυς; literally “eight feet”]
PIE→Greek πηδόν “oar, paddle,” in plural “rudder” →Latin→French→English
pilot [1st English sense “steersman, ship driver."]
ARMENIAN COGNATE
Armenian otn “foot.”
SLAVIC COGNATES
Russian под (pod) “under”
(PIE→Russian→English)
podzol [под + зола (zola) “ash”]
BALTIC COGNATES
Lithuanian pėdà “footstep.”
Latvian pēda “foot, footstep.”
INDO-IRANIAN COGNATES
Sanskrit pād
pad “to go to.”
padá “footstep.”
PIE→Sanskrit→English
pada
PIE →Persian pāë / pāï “leg, foot” →English
pajama [Persian pāï + jama “clothing”]
teapoy [Hindī tīn, tir- (combining form) “three” + Persian pāë, pāï “foot.” The legitimate Persian name is sihpāya or sipāï.]
TOCHARIAN COGNATES
Tocharian A pe “foot.”
Tocharian B pai “foot.”
OUTSIDE IE
Esperanto piedo
FORMATION
From the PIE root.
p → f
d → t
DECIPHERMENT IN JAPANESE
基本義
あし (足) = ヒトの足首から足底までの部位。
一部の方言・古語では太ももより下の部位 (= leg「脚」)。
一部の方言・古語では太ももより下の部位 (= leg「脚」)。
派生義
靴・靴下類の足を包むところ。
脊椎動物の該当部位、様々なモノの最下部のもの (液体に沈んだ沈殿物、滓、澱を含む)、(順位の) 最下位、書類・ページ・文章・計算書の最下部・末尾 (に書かれている情報)、支えとなるもの、足をおく (おいて立つ) ところ、足をのせるところ、ベッドで枕の反対の足の方、脊椎動物以外の生き物の移動の手段となる部位などは総じて foot と表現されるか、または、表現される可能性がある (例: dog’s feet... feet of the chair... feet of the compass... mountain’s foot... See the foot of the page... standing at the foot of the grave... the foot of the snail... )。中央部が盛り上がったアーチ状の橋の出入り口 も foot という (at the foot of the bridge...)。
足のつま先から踵までの長さが基準となって長さを測る単位になっている。
12 inches = 1 foot (30.48cm) = ⅓ yard
足は歩くとき、走るときに用いるから、歩きや走りとも連想され、例えば、「歩調」などの意味にもなる (例: his stealthy foot...)。 歩調はリズムであるから、詩のリズム、即ち、「詩脚」の意味にもなる。
動詞の foot は「合計値を出す」の意味で使われる。名詞 foot は計算書・帳簿類で下部に書かれるもの、即ち、「合計値、合算値」で、「合計値を出す」の動詞はそこから出来た。また、「支払う」(例; Taxpayers gladly footed the cost.... ) は、勘定書の署名欄が下部 (foot) にあったからだという。署名はその勘定書にある請求金額の支払いを確約することを意味していた。
foot it はくだけた表現で「歩く、走る、踊る」こと (例: The dance of fairies footing it to the cricket’s song... )。
更に動詞 foot には、「踏む → 足許を固める、しっかりしたものにする、確立する」や「蹴る → 受け付けないではねつける」などの意味がある。猛禽が主語のときは、その足の爪を使って獲物を「仕留めようとする、捕まえる」こと。また、船が主語のときは「進む」こと。
DERIVATIVES
a- (on) + foot = afoot 「足で、歩いて、徒歩で」
foot + -ed = footed 「足がある、足の」
foot + -ed = footed 「足がある、足の」
foot + -ing = footing
この foot は「足で踏む、踏み固める」こと。
従って footing は「足元をしっかりすること」
具体的語義は「足がかり、足場、基礎」
foot + -er = footer 「足の人 = 歩く人」
足を使う人 →「歩行者、フットボールの選手」
最下部のもの →「フッタ」
foot + -sy / -sie = footsy 「あんよ」
foot の指小辞形。テーブルの下で足をじゃれつかせること (例: Ron was playing footsie with Vecky... )
☆ footed や footer は長さや高さについても用いる。
12 footed monster... 「十二フィートの怪物」
7-footer... 「(身長) 七フィートの人」
外来語群 (PIE *ped- から)
フット
フットウェア [footwear.]
フットバス [footbath.]
フットボール [football.]
フットワーク [footwork.]
フィート
フッタ (コンピュータ・ワープロ用語)
ポーン (チェスの駒)
ペダル
パイオニア
バンプ / ヴァンプ
ペシミズム
ペシミスト
トリポッド / トライポッド
テトラポッド
テトラポッド
オクトパス
オイディプス / エディパス (ギリシャ神話・悲劇の主人公)
エディパス・コンプレックス (精神分析用語)
ポリプ (生物学用語。下の「腫瘤」を指すポリーブと同源 [polyp.]
ポリープ (医学用語「腫瘤」) [polyp.]
パイロット
パジャマ
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* = reconstructed form = 再建形
Greek = Ancient Greek = 古典ギリシャ語
------------------------------------ 言葉の遺伝子 ---
印欧祖語の *ped- 「あるく、あゆむ、よろめく、つまずく、ころぶ」から発達した英語の語根は fet- であり、 fetch 「取ってくる、連れてくる」や fetter 「足枷」や fetlock 「けづめ」を形成している。
*ped- のO長母音階梯形 *pōd- は名詞で「あし」を指し、 foot の直接の先祖である。日本語であしというと、文脈によって、 leg になったり、 foot になったりするが、一般的に英語話者は foot と leg を同一視しない。
foot の複数形は feet だが、このパターンは tooth - teeth でも見ることが出来る。
foot は体の部位であるから、比喩も多い。例えば、 to be on one’s feet は「自分の足で立っている」ことだが、「健康である、達者である、矍鑠としている」こと。 to have one foot in one’s grave 「墓に片足を入れている」は「高齢である、おいぼれている、死にかけている」ことを示す。 at one’s feet 「(誰かの) 足許に (いる)」はその人に「従う、習う」ことで、「影響下にある」や「弟子である」ことを示す。
footman は字面どうりなら「足の人」 だが、「歩く人」などの意味であった (現在は「従僕」の意味)。 on foot / by foot は「足で、徒歩で、歩いて」の意味である。 foot は「歩兵隊」を指すこともあるが、これは men of foot の省略形である。
footman は字面どうりなら「足の人」 だが、「歩く人」などの意味であった (現在は「従僕」の意味)。 on foot / by foot は「足で、徒歩で、歩いて」の意味である。 foot は「歩兵隊」を指すこともあるが、これは men of foot の省略形である。
*ped- に由来する古典語・現代語は印欧諸語に数多く見つかる。イタリア半島に定住したラテン人は pes / ped- で「足」を指していた。 ped- を語根としている代表的な単語には pedal があり、英語化した後、日本語のペダルになった。millipede はラテン語の字面をなぞれば、「千本足」であり、「ヤスデ」のような足が沢山ついている虫を指す。
「急ぐ、早める、促進する」の訳語が当てはまる expedite は、ラテン語では、「足枷を外す」の意味であった。「邪魔する」の impede は逆に「足枷をはめる」がラテン語の意味であった。
pioneer と peon は ped- の d が消失した例。ラテン語では pedo が「歩く人、歩兵」であったが、それがフランスでは pionnier になり、ポルトガル・スペイン語地帯では peon になった。英語では、 pioneer は「先駆者、開拓者」などの意味であり、 peon は「日雇い労働者、低賃金労働者」などの意味である。 pedo はまた、チェスの駒の pawn の語源でもある。
ラテン語の ped- には「よろめく、つまずく、ころぶ」などの意味が印欧祖語から継承されていて、例えば、 pessimus 「最低、最悪、ワースト」なる単語の材料になった。pessimus の語幹 pessim- は pessimism / pessimist となり、現代英語でも生き続けている。
古代ギリシャでは pous- / pod- が「足」を指していた。
pilot は「オール、パドル (櫂の先の平たくて広くなっている部分)」を指すギリシャ語 pedon から。pedon は足に似ていて、進むために必要なものであり、複数では「舵」の役割を果たしていた。古代のエーゲ海や地中海の海戦で使われたガレー船は、何人もの漕ぎ手が何本ものオールで進めるものであったが、それは見ようによっては百足やヤスデの類に似ている。 pilot の英語の初義は「舵を取る人」であった。
パジャマ (pajama) のパはペルシャ語の「あし (foot or leg)」を指す。ペルシャ語の pay も印欧祖語の *ped- から生まれたものだが、foot のみならず、 leg の意味でもある。ジャマは「布、衣類」のこと。もともとパジャマはゆったりしたズポン。英国人が寝るときに履くようになり、次第に寝るときに着ける上下セット (suit) の衣類のことを指すようになっていった。