互角は牛の角が左右対称で二本とも同じことを示す牛頭両角 (ゴズリョウカク) なる四字熟語からできている。牛をゴと読むのは、牛蒡の用法と同様に、呉音「グ」の慣用音とされるが、牛と書いて「グ」と読む例は思い浮かばない。
牛頭両角は略して牛角と書くようになり、やがて牛と互の交換が起きるようになっていった。互角は左右一対の牛の角が同じ長さで同じ太さであるように、両者に力や技の「差がないこと」や力量や性能が「同じ」ことを指す。
ボクシングなどの試合で「互角に戦う」は、英語では --- They fight an even match... --- などという。
→牛耳る
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