Thursday, May 30, 2013

マンネリ

マンネリは英語の mannerism から。日本語では「かわりばえのしないやり方、飽き飽きしたもの」といった意味で、うんざりした気持ちを表す。

 英単語 mannerism は文学を含む芸術の表現様式が「型にはまり切っていること、やりすぎ、こりすぎ」といった意味である。

 美術史上、形式主義 (mannerism)、または、フランス語でマニエリスム (maniérisme) と呼ぶ時代は、バロック期に先立ち、ミケランジェロ (Michelangelo, 1475-1564) やラファエロ (Raphael, 1483-1520) の弟子達や、アニョーロ・ブロンズィーノ (Agnolo Bronzino, 1503 - 72) や、ヤコポ・ダ・ポントルモ (Jacopo da Pontormo, 1494 - 1557) や、タデオ・ズッカーリ (Tadeo Zucccari, 1529-66) らによって、一五二〇年頃のイタリアに発祥し、一五九〇年頃まで続いた。因みに英単語 mannerism が文献に登場するようになったのは十九世紀初頭からである。

 mannerism は、すぐに語義が一般化して、行動や表現の仕方が常習的に特異であること、つまり、「癖、特徴、技巧」などを示すようになっていった。癖のある作風や仕草や言い回しは、はじめは珍しくておもしろいかもしれないが、繰り返して接するうちに飽きてしまう。日本語のマンネリはその語感を継承している。


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Friday, May 24, 2013

Maybe in any Nation

When you meet someone, you say hello to them & would probably begin to talk about the weather. The weather is important for everyone & an easy topic of conversation. People in any nation in any era might greet each other with a talk of the weather. In a series of essays called The Idler (1758-60), one of the essayists Samuel Johnson wrote about the beginning of a talk between two Englishmen of the 18th century as follows:
When two Englishmen meet, their first talk is of the weather.

かに出会うと、こんにちはと言ってから、おそらく天気の話をはじめるでしょう。天気は誰にとっても大事なものであり、会話にしやすい話題です。どの国でも、どの時代でも、人は天気を話題にして互いに挨拶するにちがいありません。 『アイドラー』と題された一連の随筆集に執筆したサミュエル・ジョンソンは、十八世紀のイングランド人の会話のはじまりについて以下のように書き残しました。
二人のイングランド人が出会うと、最初に話題にするのは天気に関することである。
About life is a joke
What is written without effort...

Saturday, May 18, 2013

Remedy is better than Regret

It is the common recognition of positive thinkers that we must be walking forward for the future, even if some mistake has been made in the past. We can’t change the past. It is the future that can be changed for the better. Remedy is better than regret. Henry Ford (1863-1947), the father of the assembly line technique of mass production in the car industry, tells us concise advice to be positive:
Don't find fault. Find a remedy.

たとえ過去に間違いをおかしてしまったとしても、未来に向かって歩み続けなければならないというのは積極的に考える人々の共通認識である。過去は変えられない。より良く変えられるのは未来である。修正することは後悔するよりまし。自動車業界で大量生産のライン組立法を創始したヘンリー・フォードはポジティブになるようにと端的にアドバイスしている。
間違い探しはしないこと。改善策を見つけよう。





Friday, May 10, 2013

Inspiration & Perspiration

Sweat is sometimes called perspiration in English that is consider a symbol of hard work. Thomas Alva Edison, US inventor & entrepreneur, who experienced too many trial-and-error experiments in process of creation of his devices, finally found out a formula defining one’s talent. He stated on a talented person c. 1903, when he was around 56 years old:
Genius is one per cent inspiration, ninety-nine per cent perspiration.
懸命な仕事の象徴と捉えられる汗は、英語ではしばしば perspiration という。アメリカの発明家・起業家であり、創造の過程で試行錯誤する実験を数多く経験したトマス・アルヴァ・エジソンは、人の才能を定義する一つの公式を導き出した。一九〇三年頃、エジソンは五十六歳くらいであったが、天才について言及した。
才能とは一パーセントの直感と、九十九パーセントの発汗なのです。

Wednesday, May 08, 2013

dog's letter

犬の字 (dog’s letter) とは「R」のこと。犬がうなる際に出す音が語源。要するに犬語から生まれたフレーズ。十六世紀から使われるようになり、二十世紀に入るとコミックにも用いられるようになったが、今は忘れ去られつつある。

dog's letter
noun "R."
[16th c., from a dog's snarl that is heard as r_r_ for human ears.]

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