< PIE >
basic form *kleu- "to hear"
zero-grade form *klu-
zero-grade stem *klu-s- ( *klustis is the ancestor of list.)
lengthened zero-grade suffix *klu-to- (the ancestor of loud.)
< ETYMOLOGY >
[Middle English listen, from Old English hlystan "to listen (to), hear," from the noun hlyst "hearing." Of Germanic origin. See listen.]
< ENGLISH COGNATES >
leer [of Germanic origin.]
listen [of Germanic origin.]
loud [of Germanic origin.]
Clio [of Greek origin.]
Hercules [of Greek origin.]
< COGNATES IN OTHER LANGUAGES >
In satem languages
Sanskrit srusti "obediece"
--------------------------- 言葉の遺伝子 ---
「(意識して) 聞く / 聴く」ことで listen と同義だが、今日では詩語・古語に分類されている。
List, list, O, list!
If thou didst ever thy dear father love.
< William Shakespeare, Hamlet 1:5 (Ghost to Hamlet) >
聴け、聴け、おお、聴け!
お前が父を敬愛してやまぬなら。
古英語の listen は hlysnan で、list は hlystan だから、-n- と -t- の相違しかなく、しかも同義であった。listen で、現代では発音しない -t- を綴るのは、list の影響によるものと説明されている。中英語では、listenen 対 listen の対立であり、中英語から近代英語になるときに動詞不定形要素 -en が抜け落ちる現象が起きたが、もし後者の方が使用頻度が高かったなら、現代英語では、list の方が日常的に使われていたかもしれない。おそらく、list が優勢にならなかったのは、同音異義語が多いことも一因であろう。
梵語に見出せる近縁の語は「服従」の意味である。日本語でも「聞く」は「従う」のニュアンスで用いられることがある (例「親の言うことを聞く」)。
上記のハムレットの亡霊が用いた list と同様に、listen にも「従う」というニュアンスが含まれることがある。
I came to give you some advice, to which you shall listen.
あなたにお伝えしたい助言がありますので参りました。(あなたが聞くべき [ie. 聞いて損のない / 従うべき) 助言を差し上げに参りました。)
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