Thursday, December 31, 2015

Happy 2016

Poets are friends over generations, nations, & religions. Here is a stanza of Omar Khayyam’s Rubayyat translated into English by Edward FitzGerald, which makes you wonder about the cycle of nature:

Now, New Year reviving old Desires,
The thoughtful Soul to Solitude retires.
   When the WHITE HAND OF MOSES on the Bough
Puts out, and Jesus from the Ground suspires.

Thursday, December 10, 2015

Plant a Tree

Kenjuu, a simple, pure peasant in Kenji Miyazawa’s (1896 - 1933) short story, plants 700 cedars & grows them, not feeling down for his neighbor’s sarcasm. As years are passing so trees are building themselves to be the garden, where children gather to play. After he has passed, the garden grows more beautiful. George Orwell (1903-1950), English novelist, essayist, & journalist, I think, didn’t know the story of Kenjuu’s Garden, but he recommended us to plant a tree:

The planting of a tree, especially one of the long-living hardwood trees, is a gift which you can make to posterity at almost no cost and with almost no trouble, and if the tree takes root it will far outlive the visible effect of any of your other actions, good or evil.

Monday, September 28, 2015

berry

berry

Berry は「実」を指し、
 ストロベリー (strawberry)
 ブルーベリー (blue berry)
 ラズベリー (raspberry)
などのベリーであるから、今では
日本語の語彙にも入っている。
古英語の「実」、即ち、現代英語 fruit
相当する言葉は二語しかなく、
ウィークリーの語源辞典の
berry の項目には:
 ・これと apple は唯一実を指す土着語である。
(An Etymological Dictionary of Modern English,
published by Ernest Weekley , 1921, says
in the description of berry:
  
This and apple are the only native fruit names.)

apple berry も、人、または、鳥や獣が
好んで食べるものを指していた。

apple は果肉のつぶれにくいものを指し、
berry は果肉がつぶれやすいものを
指すのかもしれない
古英語期の berry は主に
 ぶどう (grape)
を指していた。
(Old English period: between c700 and c1150.)

berry はゲルマン語派の言葉で、
ゲルマン祖語 *basjam / *bazjam
「かがやく実」からできているという。
このゲルマン祖語は印欧祖語 *bhā-
「かがやく」から。この祖語の子孫語は
 beacon 「印、前触れ」
 beckon 「手招きする、合図する、印」
 banner 「横断幕、バナー」
 band 「団体、バンド」
などである。

印欧祖語の bh- は古典ギリシャ語の ph-
対応し、たとえば、phos 「光」から、
 phosphorus 「リン」
ができている。また、
phainein 「光にさらす、見せる」から、
 fantasy 「空想、ファンタジー」
 phantom 「霊、幻」
 phase 「段階、過程」
 phenomenon 「現象」
などができている。

また、梵語 bhas- は「食べる」こと。

この語源説に従うと、
berry
とは「目立つもの、現れるもの」
ということになるかもしれない。

現代語の berry
(果肉内部の硬くて大きなたね) のないものを
指すが、古くは必ずしもそうではなく、
鳥さくらんぼ (bird-cherry) のように、
実に比して大粒の種が入っているものも
berry
と呼んでいた。

berry
は概ね、低木や低木状、
つる状の植物、及び、
それらの実を広く指す。
mulberry
bilberry など -berry
ついているものは、もちろん、
例えば、
 セイヨウヒイラギ (holly)
 ヤドリギ (mistletoe)
 バラの実 (rose hip)
などは -berry がついていなくとも、
berry と呼ばれる場合がある。
スコットランドやイングランド北部では、
 グズベリー (gooseberry)
berry と呼ぶ。

berry は、小粒の「実」に類似する
「たね、豆」を指すようになり、
十八世紀になると、
 コーヒー豆 (coffee bean)
を指すようになった。

fruit が英語に入ったのは中英語期。
(Middle English Period: c1100c1500)
こちらはラテン語の
動詞語根 frui- 「喜ぶ」から。
名詞形 fruitio (英語 fruition) は、
「成果、結実、達成」と
いった意味だが、原義的には
「よろこび」であった。
 Fruition came via Old French from Latin
 whose original sense was “enjoyment.”
berry はまた、植物学的には
「液果」のことであり、
 トマト (tomato)
 バナナ (banana)
 レモン (lemon)
 きゅうり (cucumber)
 瓜 (guord)
 パイナッブル (pineapple)
など、パルプ状の果肉の中に
複数の種子がある実を指す。
 ・The pineapple is neither a pine nor an apple.
 It's actually a very big berry.
 パイナッブルは松 (パイン) でもアップルでもない。
 実際にはとても大きな液果である。
 
英国人はトマトを
apple
と呼んだこともあるが、
植物学的には berry である。

また、植物学的には、
-berry
の名がついていても、
 berry
に属さないものがある。  
 ・Many so-called berries do not fit
 the botanical definition. Strawberries
 raspberries, and mulberries, for exmaple,
 are not berries.
 ・ベリーの名で呼ばれる多くのものは
 植物学的定義に合致しない。例えば、
 ストロベー ()、ラズベリー、
 マルベリー () はベリーではない。

果実や実はありがたいものであるから、
二十世紀になると、「ドル」ゃ「ポンド」の
俗語的用法が発生し、転じて、
「いいもの、できのいい人」の意味ができた。
 ・He pulls down 6,000 berries a uear.
 ・彼は年に六千ドル引き落とす。

 ・You think you're the berries, don't you?
 Well, you might have been once,
 but you're a flat-tire these days!
 ・あんたはできがいい、てか?
 まあ昔はそうだったんだろうけど、
 近頃じゃあパンクしたタイヤだ。

berry は「魚 / 海老の卵」、あるいは、
「魚精、しらこ」を指すこともある。
魚卵などは植物の berry
形や色が類似していて、
両方とも食べることがてぎるという
共通点がある。
この意味での使用例は十八世紀から。
in berry
berried は、
水産物についていえば、
「子持ちの、卵を有する」こと。
OED
は次の用例文を採録している。
 ・Hen lobsters are found in berry
 at all times of the year.    
 ・雌のロブスターは一年中いつも
 子持ちで見つかる。

Berries には謎めいた俗語的語義
 猫のひげ (cat’s whiskers)
の意味がある。

berry は動詞では、
「ベリーをとる、ie. いちご狩りをする」こと。
berrying
はその名詞形。
 ・"Let's go berrying this weekend,"
 said the aunt.
 ・「週末にベリーを摘みに行きましょう」
 とおばさんは言った。

berry
[Old English bęrie “small egg-shaped juicy fruit (generally, one without a stone); this Anglo-Saxon word was chiefly applied to the grape; & is of Germanic origin. Since the 18th century, the word berry also mean the “coffee bean.” In the modern botanical sense, the word berry refers to the banana, tomato, cucumber, orange, lemon, etc., which have many seeds in their pulpy flesh.
 Berries are also the eggs or roe of a fish or similar creature. They resemble berries of plants in shape & color, & have the common point of which both can be eaten.
 Berries, in slang, mean “dollars” or “pounds”; hence, “the good thing or person.”  Berries also has a mysterious slang sense: “cat’s whiskers.”]

COGNATES in GERMANIC BRANCH
German Beere
Danish bær
Norwegian berry
Swedish bär
Icelandic Berry [Old Norse ber]
Dutch bes
Gothic weinabasi “grape.” (-basi “berry”)


Friday, September 25, 2015

Brown as a Berry

Brown as a Berry 

Brown as a berry ---
実のように茶色い」とは
「よく日焼けしている」こと。
 He was as brown as a berry
 and spent all day sunning himself
 on the deck.
 彼はよく日焼けしていて、
 一日中デッキで日光浴をして
 過ごしていた。

初出は中英語期に記された
チョーサー作の『カンタベリー物語』。
馬のことを表現するのにも用いているから、
「日焼けしている」ことだけではなく、
動物を指すときは 
 「茶色の毛並みの
の意味になる。

Berry は古英語では
 ぶどう (grape)
を指すことか多く、また、
Brown は「暗い (色の)」の
意味であったから、
Brown as a berry
「ぶどうのように黒い」が
原義なのかもしれない。


brown as a berry
[The term was first printed in Geoffrey Chaucer’s Canterbury Tales written in Middle English. The original sense may have been “dark as a grape.” In Present-Day English, the phrase expresses the color of the suntanned human skin or animal’s coat.] 

Saturday, June 27, 2015

apple

apple

Apple はゲルマン語で、血縁語は
スラブ語派、バルト語派、ケルト語派に
見つかるが、古典ギリシャ語やラテン語には
見当たらない。それでも印欧祖語は
再建されている。
 PIE abel- “apple.”

Apple の原義は「実」だったが、
のちに限定的となり、
りんご」を指すようになった。

古英語 (アングロ・サクソン語)
「実」を指す言葉は二つしかなかった。
 1. Old English æppel “any kind of fruit
 other than berries; nut; someone or
 something cherished (ie. pupil or eyeball).”
 2. Old English berie “berry.”

Apple は「くるみ、木の実」も含めて、
berry 以外のあらゆる実を指し、
古英語期にはすでに
apple of one’s eye --- 即ち、
「瞳、大切なもの ( / )」の意味があった。
このフレーズは、以下のように用いる。

 ・She’s the apple of her father’s eye.
  あの子は父親にとても大切にされている。

 ・He (God) found him (Jacob) in a desert land,
 and the waste howling wilderness;
 he led him about, he instructed him,
 he kept him as the apple of his eye.
 神はヤコブを荒涼とした原野たる砂漠に見つけて、
 導き、教え、そして、大切に見守りました。

Apple が「瞳、目玉」を
指すこともあるということは、
Apple Berry の違いは
大きさにあるのではなく、
硬さにあるのだろう。
Apple はたやすくつぶれない実、
Berry はたやすくつぶれる実。

古いノルド人の神話では、
(Old Norse)
世界樹ユグドラシルの緑の枝に
 (Yggdrasil)
イズンと呼ばれる女神が、
 (Iduna)
夫の歌の神ブラギと共に
 (Bragi)
黄金の実を護りながら暮らしている。
その実を食べる北欧の神々は、
若々しさを保ち、不死である。
 アンブロシアやネクトルで若さを保つ
 オリュンポスの神々のように。
あるとき、ロキのいたずらな
 (Loki) 
誘いにのって、イズンは
アースガルズから出てしまい、
 (Asgard)
鷲の姿をした巨人スィアチによって
 (Thiazi)
巨人の国ヨトゥンヘイムにさらわれた。
 (Jotunheim) 
この事件のせいで、
アースの神々は若返りできなくなり、
 (Aesir)
どんどん年を取っていった。
困った神々は、ロキを叱り飛ばして、
イズンを救い出すよう命令した。
ロキがはやぶさの姿になって
スィアチを挑発すると、鷲は
はやぶさを追いかけ回した。
ロキがアースガルズに入っていくのを
スィアチは追いかけていったが、
ロキが過ぎ去ると共に、炎が
ばっと上がり、スィアチの翼に燃え移った。
アース神たちは薪を積みあげて、
あらかじめ火をおこして
待ち構えていたのだった。
あわれスィアチは火だるまとなって
地面に落ち、アース神たちに殺された。
ロキはイズンをくるみに変えて、
アースガルズに連れ戻した。


イズンの実不老不死の実
(Apple of perpetual youth)
ともいわれる。

古英語のゆびのみ (fingeræppla)
「椰子の実」であり、
大地の実 (eorþæppla)
「きゅうり」であった。
中英語の楽園の実 (appel of paradis)
比喩的に「バナナ」を指すこともあった。

今でも修飾語を伴うと「実」の意味になる。
西インド諸島で、ワニが食べるという実は、
 alligator apple
オーストラリアの食用の実は、
 kangaroo apple
卵の形の茄子は、
 egg apple (= fruit of the egg-plant)
ジャマイカのワイルドマンゴーは、
 monkey apple
ざくろ (pomegranate)
 punic apple
エデンの園でイブとアダムがかじった
楽園の実は
 apple of paradise
ところによっては apple と表現する。
松かさ (pine cone) に似ている南国の実は
パイナップル (pineapple) と呼ばれている。
また、悪魔の実 (devil’s apple) といえば、概ね、
マンドレーク (mandrake) のことである。

love apple --- 愛の実」は、トマト
トマトは、十六世紀のヨーロッパでは、
媚薬になると信じられていた。
ちなみに
仏語は --- pomme d'amour
独語は --- Liebesapfel
またトマトはかつて「黄金の実」
 golden apple
と呼ばれていたが、この名付け方は
イタリア語やロシア語と関係がある。
(
ロシア語の語源はイタリア語)
 Italian pomodoro 「黄金の実 = トマト」
 Russian помидор (pomidor)

Apple に意味上対応するラテン語は
 pōmus
このラテン語はフランス語 pomme
語源で「りんご、実」を指す。
仏語で土の実 / 大地の林檎
(pomme de terre) は「じゃがいも」のこと。
pomum は印欧語ではないが、
ローマの果実や木の実の女神ポモナは親戚語。
 ・Pomona is the Roman goddess of fruits and nuts.

ラテン語にはまた fructus (English fruit) もある。
フルーツはもともと
(生ったことの) 喜び、収穫」
の意味であった。

Apple
に意味上対応するギリシャ語は
 µῆλον
現代英語の melon
「甘みのある瓜、メロン、西瓜」を指すが、
古典ギリシャ語では、もっと様々なものを指す。
ギリシャをはじめ、ケルト諸国や
中央アジアの国々では、
龍が実 (ギリシャの場合、  µῆλον )
守っていた。(See dragon)
Apple は、現代英語の一般的な用法では、
りんご (の実/果肉/)」を指す。

 ・An apple a day keeps the doctor away.

 ・Apples don’t fall too far from the tree. You
 are like your parents.

 ・Children love an apple more than gold.

 ・This tree brings forth sour apples.

 ・Your argument is as like as an apple is like an oyster.
 (William Fulke)

 ・Fresh apples float because 25% of their
 volume is air.

 ・Each person considers his fart sweeter
  than an apple.

 ・Let's face it. English is a crazy language.
 There is no egg in eggplant nor ham in
 hamburger; Neither apple nor pine in
 pineapple.

 ・Most of our best apples are supposed
 to have been introduced into Britain
 by a fruiterer of Henry the Eighth.

 ・apple pie.

 ・His friend came round
 with a four-pound apple strudel.

 ・apple brandy.

 ・apple cider.

 ・apple orchard.

 ・apple gathering.

 ・apple bobbing - a game to try and catch apples
 in the mouth while they float in the bucket of water.

 ・apple vender.
 ・apple woman: who keeps a stall for selling apples,

 ・We did everything together, schoolwork,
 tree-climbing, apple-stealing, and all kinds
  of mischief-making.

 ・She borrowed the apple-scented shampoo
  for her shower.

 ・Fragrant apple flowers.

 ・And now the flower, and deadly fruit will come
  With *apple-time in autumn.
  (Swinburne)

日本語のりんごは、古くは、
りんこう、りんき、りんきん
など呼ばれていた。語尾の - は、
いちごの -と同じで、果物につけた接尾辞。
りんご が「りんごの木」を
指すこともあるように、英語でも
apple tree
を単に apple とはしょることは多い。
十七世紀のベイコンは、

 ・Oaks and beeches last longer
 than apples and pears.
  樫や橅は林檎の木や梨の木よりも
 長持ちする。
と書き残している。

丸っこいものや赤いものを親しみをこめて
apple
と形容することもある。

 ・a pretty apple-cheeked girl.

 ・a plump, rosy-cheeked, apple-faced young woman.

 ・That apple-shaped Head
 which its hair binds close into a ball.

 ・a little apple-headed dog.

英王室の礼装に用いる宝珠は
黄金の林檎と呼ばれている。
(The orb of the English Regalia is called
the golden apple.)

また、腐ったりんごは比喩で、
中英語期からあり、「わるい人」を指す。
シェイクスピアもこのフレーズは用いている。
 ・A goodly apple rotten at the heart.
  (Merchant of Venice, 1.3)
  芯の腐った見栄えばかり良いりんご。

一人でもわるい人がいると、
周囲の人はみなわるくなる、という。
 ・A rotten apple can spoil the whole barrel.
  腐ったりんごが一つあると、
  樽全体が駄目になる。

コックニーの押韻俗語では、
Apples and pears stairs、即ち、
「階段」のこと。略して、apples

apples and rice ( or apples and spice )
nice の押韻俗語であったが、
オーストラリアやニュージーラントでは、
うしろの方をはしょって、
apples
だけで nice の意味になった。
(
この俗語は everything is の代わりに
she’s
を使うこともある)
 ・She’ll be right, mate. She’s apples.
 (うまくいくって。万事うまくいく。)

アフメッド王子のりんごは万能薬のこと。
(Prince Ahmed’s apple)
アラビアンナイトから。

動詞 apple は滅多に使われないが、
「実る、(実が) なる、(蕪などが) 膨らむ」こと。
または、「りんごをもいで集める」こと。

apple
[Old English æppel “edible, swollen-but-firm part of any plant; nut (compare berry); something or someone cherished.” The most frequently used sense in Present-Day English is “any kind of the fruit of a tree belonging to the genus Malus in the rose family, cultivated in countless varieties all over the two template zones.
   The home of the apple is Central Asia, but the origin of the word apple is uncertain. Cognates, however,  are found in other languages of Germanic, Baltic, Slavic, & Celtic branches in the Indo-European family..]

GERMANIC COGNATES
German Apfel
Dutch appel
Danish æble
Norwegian eple
Swedish äpple
Icelandic epli

BALTIC COGNATES
Lithuanian obuolys
Latvian ābols

SLAVIC COGNATES
Russian яблоко
Polish яблоко
Czech jablko
Serbian јабука
Slovak jablko
Slovenian jabolko
Croatian jabuka

CELTIC COGNATES
Irish úll
Welsh afal

東洋の外来語
日本語 アップル
朝鮮語 애플


➡️ab ovo usque ad mala
➡️Adam’s apple
➡️Apple John
➡️apple knocker
➡️apple of discord
➡️apple of Sodom
➡️apple pie
➡️apple polisher


Friday, June 26, 2015

空飛ぶ絨毯、千里眼鏡、万病を治すりんご

空飛ぶ絨毯、千里眼鏡、万病を治すりんご

王様は三人の息子に姪と結婚したいなら、
三人三様にそれぞれ旅に出て、
珍奇なるものを探して来い、と命じる。
「一番余を驚かせた者に、姪との結婚を許す」
三人はいっしょに旅立ち、
ある町の宿で、一年後にまたここで会おう、
と互いの健闘を祈りつつ別れた。
長兄の王子フサインは見事な織物の
空飛ぶ絨毯を見つけた。
次兄の王子アリはどんなに遠くとも
見渡せる象牙の望遠鏡を見つけた。
末っ子のアフメッド王子はサマルカンドで、
どんな病もその香で治すりんごを見つけた。
そして、三人はランデブーの町に
意気揚々と帰って来た。
それぞれ自分の勝利を確信していた。
三人が合流して早速望遠鏡を覗くと、
姪のナウロ二ハール姫は重い病に
ふせっていた。これはたいへん、と、
三人は急いで空飛ぶ絨毯に乗り、
帰郷を急いだ。姫の臥所にいって、
アフメッド王子がりんごを
その顔に近づけると、
顔色はみるみるよくなり、姫は
病から回復した。三人の誰が
欠けても姫は助からなかっただろう。
この話はアラビアンナイトにある。

アフメッド王子とりんごの話
(The Tale of Prince Ahmed & the Apple)


applesauce

applesauce 

Applesauce ---
アップルソースはりんごを煮詰めて作る
ソースであるが、アメリカでは、
お世辞を無視したり、
相手にしたくないときに、
アップルソース」ということがあった。

 ・Don’t give me that applesauce!
  そんなくだらないことはどうでもいい。

 ・All he gave me was applesauce!
  あの人がいったのはおべんちゃらばっかだった。


applesauce
[In the 18th century, the original, literal sense “sauce made of apples” appeared. 1921, in the United States, the term was first printed as a slang interjection that often deflated or rejected flattery.]

Wednesday, June 24, 2015

Sure as God Made Little Apples

(as) sure as God made little (green) apples

Sure as God made little apples ---
神様が小さいりんごを作ったように確実に、
は「確実に、絶対に」を
強調した滑稽な言い回し。
 ・As sure as God made little green apples,
 if we plan a picnic it will rain.
 絶対、ピクニックを計画すると、雨が降る。

as sure as God made little apples
[1875, in M. Clarke’s His Natural Life, the phrase appeared which meant “absolutely sure” as a humorously emphasizing colloquialism. There are some variations.]

Avalon

Avalon

Avalon ---
アヴァロンはおそらくケルト語で、
「果物がたわわに実る楽園の島」
アーサー王伝説では、
王や英雄たちが埋葬された島。
英傑たちが眠る島なので、
「英霊の島」ともいう。

この島の名はおそらく、
ウェールズ語の「実」と関わりがある。
ケルト祖語は *abal- で、
印欧語族内では、ゲルマン、バルト、
スラブ語派に血縁語が見つかる。
(: 英語 apple)

Avalon
Avalon is the “Island of Blessed Souls,” so-called because King Arthur & heroes are narrated to have been buried here in Arthurian romance. The name of this island , was made up with the Latin (insula) avallonis, literally “(Island) of the Fruit (Apple) Tree”; which was from Welsh afall “wood (trees) of fruit,” from Old Welsh aball, which is thought to have come from the reconstructed Celtic root *abal- "apple, fruit,” (the other material of the base is Old Irish aball.) The cognates are found in German, Baltic, & Slavic branches of the Indo-European language family (eg. English apple; Latvian ābele; Russian яблоко (jabloko).]

➡ apple

Monday, June 22, 2015

Big Apple

Big Apple 

Big Apple ---
大きいりんご」はニューヨークのこと。
Big を落として単に Apple ということもある。
この呼び名はその昔、重要人物を
指したこともあるといい、その点では、
top banana というフレーズに似ている。

二十世紀のはじめ、『モーニング・テレグラフ』の
記者フィッツジェラルドは、ニューオルリンズで
黒人の馬丁たちが「市の競馬場」のことを
大きいりんご」と呼んでいるの聞いたと
書きのこしている。一九三〇年代になると、
黒人のジャズ・ミュージシャンたちが
ニューヨーク、または、その黒人街の
ハーレムを、ジャズの都として、
大きいりんご」または、単に「りんご」と
呼ぶようになった。この呼び名は
いったん下火になったが、一九七一年、
ニューヨークの観光協会のジレット会長によって
宣伝されて復活した。

Big Apple

[1920s. John J. FitzGerald, a reporter for the Morning Telegraph, claimed that he had heard this phrase used by Black stable-hands in New Orleans to refer to the  “city’s racetracks.” In 1930s, Black jazz musicians called Harlem or the New York City the “Big Apple,” or simply, the “Apple,” as the capital of jazz. This nickname, then, was forgotten for some decades, but it came back in 1971, when the President of the New York Convention & Visitor Bureau Charles Gillett made promotion.]



Saturday, June 20, 2015

apple pie

Apple Pie

Apple Pie ---
アップルパイはりんごの果肉を
生地で包んで焼いたお菓子。
 ・An apple pie without some cheese
  Is like a kiss without a squeeze.
  (Folk rhyme)
  チーズの入ってないアップルパイなんて
  ぎゅっと抱きしめられないキスみたい。

as American as apple pie ---
アメリカの家庭でよく作られるから、
アップルパイのようにアメリカ的な」といえば、
「とてもアメリカ的な」ことを指す。
 ・“I'm as American as apple pie,”
 said Vladimir Nabokov.
 ・Racism is truly as American as apple pie.
 ・Innovation and creativity,
 once as American as apple pie and baseball,
 are slowly on the decline as we lose ground
 to developing nations such as China and India.

apple-pie bed ---
アップルパイはりんごの果肉を
生地に包んで焼くが、シーツを生地、
人をりんごにたとえたアップルパイベッド
といういたずらがある。そのベッドに
寝た人はシーツが折りたたんであって、
脚を伸ばすことができない。
語源は、一説に、仏語だという。
 French nappe pliée “folded napikin”
 → apple-pie bed
この説によると、不定冠詞 a nappe から
 n を奪ったのだという。
 a nappe pliee
 → an appe pliee
 → an apple-pie (bed)

Apple-pie order ---
アップルパイの列」は
完璧に揃っているさまを指し、
一説に Cap-a-pie order 「頭から
つま先まで揃っていること」の転訛
と解かれるが、語源ははっきりしていない。

apple pie
[16th c. “pie made with apples.]

apple-pie bed
[18th c. “bed made as a practical joke, in which the sheets are so folded that a person can’t straighten his legs.”]

as American as apple pie
[20th c. “typically American.”]

apple-pie order
[18th c. “complete arrangement.”]

➡️飲食物に関する言葉



Friday, June 19, 2015

How do you like them apples?

How do you like them apples?

How do you like them apples? ---
(そいつ) りんごはどうだい」とは、
時に自尊心や優越感を示す嘲りや侮蔑。
「これでもくらえ」
「ざまあみろ」
「やっつけてやる」
といったことを意味する口語的表現。
 ・I got her number.  How do you like them apples?
  彼女の電話番号をゲットした。どんなもんだい。

いくらかヴァリエーションがあるが、
 (them より those の方が一般的か?)
語源は、第一次大戦中、対戦車用の手榴弾を
タフィーアップルと呼んでいたことに因む。
手榴弾の形がりんごに飴をかけたお菓子の
タフィーアップルに似ていたからである。

How do you like them apples?  
[20th c. this colloquial phrase is used as an insult or taunt, sometimes showing one’s pride or sense of superiority. The term apples in the phrase or similar ones is the shortened form for toffee apples,  the nickname for the “anti-tank grenades used by the Allied Forces in the World War I.]


Thursday, June 18, 2015

People in Love

People often say that if you are in love, you will be more beautiful. Oscar Hammerstein II (1895-1960) , American lyricist, librettist, & director of musicals, once wrote the question that the world would keep in mind:
Do you love me because I'm beautiful, or am I beautiful because you love me?

Adam's Apple

Adam's Apple

Adam's Apple ---
字面は「アダムの実」
十六世紀末の英語の初出では、
「ライム、ベルガモット、オレンジ、ザボン」
といった柑橘類の果物を指した。
十九世紀の植物学の本に、以下のような記載がある。
 ・Among them [limes] is one called by
 the Italians Pomo d'Adamo, because
 they fancy the depressions on its surface
 appear as if it still bore the marks of
 Adam's teeth.
  ライムの種類の中に、イタリア語で
 Pomo d'Adamo と呼ばれている一種がある。
 というのも、彼らが思い描くには、
 今もアダムの歯型のあとであるかのような
 表面のくぼみが現れるからである。

アダムとイブの楽園にある、
善悪の知識を授ける禁断の木の実は
KJV
では fruit と英訳されているが、
しばしば apple と想像される
apple
は今では一般的に「りんご」を指す。
禁断の木の実が
今でも喉に引っかかっているので、
喉仏」のことを
アダムのりんごという。
この意味の初出は一七五五年に刊行された
サミュエル・ジョンソンの辞書。
咽頭の甲状軟骨のでっはりは
この意味の初出は一七五五年に刊行された
サミュエル・ジョンソンの辞書。

Adam's apple
[16th c. The first sense appeared which meant  “a variety of the lime or bergamot); the most frequently used sense in Present-Day English is “the projection of the thyroid cartilage of the larynx at the front of the neck of adult men, which moves up & down when one swallows” is first printed in Samuel Johnson’s dictionary (1755). He defined the term as “a prominent part of the throat.” The Adam’s apple is traditionally interpreted as a fragment of the forbidden fruit of the Garden of Eden, which he failed to swallow.]



Tuesday, June 16, 2015

Upset the Apple-Cart

Upset the Apple Cart

Upset the apple-cart ---
「りんごを運ぶ台車をぐらつかせる」が字面。
昔、農家の人がりんごを手押し車に積み、
デリケートなその果物が痛まないように
丁寧に運んでいたが、意地悪な誰かが
農家の人をからかって、大事な収穫物が
のっているその手押し車をぐらぐらと揺らした。
りんごは台車の中でゴトゴトぶつかりあい、
そじれてしまった。農家の人には
いい迷惑だったが、今では、滑稽味のある
慣用句になっていて、その意味は、
「いらつかせる、(計画を) ダメにする」こと。
初出は十八世紀で、当時の俗語辞典に
以下のような説明がある。
 down with his apple cart;
 knock or throw him down.
 りんごの手押し車ごと倒す。
 打ちのめす、投げ倒す。


upset the apple-cart
[18th c., “to upset someone; to spoil one’s plan or undertaking.”]

➡️飲食物に関する言葉


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