Tuesday, December 10, 2013

夜這

夜這は「夜、女性の寝床にこっそり忍び込むこと」だが、この用法は原義と少し異なる。古代の日本では「繰り返し呼ぶこと」をよばふといい、よりも呼ぶと関係のある言葉であり、呼ばふと表記されていた。よばひよばふの名詞形。具体的には男性が女性を呼び続けることで、「求愛する、求婚する」の意味であった。

 古代日本は通婚であったから、夜、男性が女性の家に行き、外から呼びかける。初めてなら、女性が男性を受け入れるかどうかで、招き入れるかどうか決める。この際、歌のやりとりもあったという。もう何度も通っているなら、よばひは来たことの合図であった。

 歌のやりとりの風習は歌垣に由来している。歌垣は豊作を願って行われた古代の行事。そこでは、男女が歌を交わし合い、飲食して、性的な交わりも行っていた。このような風習は稲作地帯の中国雲南省や東南アジアにもあったといわれている。これらの地域では人間の性行為が稲の発芽・成育と密接につながると考えられていた。

 現代の「夜這いする」は英訳すると ----- to sneak into a woman's bedroom at night… ----- となるだろう。

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夜這


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