Wednesday, September 04, 2013

猫に小判

猫に小判は、端的に言って、「のほほんとしている人にありがたいお宝を与えても無駄だ」というたとえ。小判は、一六〇一年 (慶長六年) より徳川家康の命によって鋳造されるようになったものだから、このことわざが鋳造されたのも江戸時代以降であると推定できる。

 西洋では豚に真珠を放るなというが、それはマタイ伝第七章第六節に由来していて、猫に小判より辛辣な印象がある。
(KJV)
Give not that which is holy unto the dogs, neither cast ye your pearls before swine, lest they trample them under their feet, and turn again and rend you.
神聖なるものを犬に与えてはなりませんし、真珠を豚の前に放ってもなりません。彼らが有り難いものを足で踏みにじり、翻ってあなた方を引きちぎってしまわぬように。

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