Monday, March 26, 2012

上戸毒知らず、下戸薬知らず

上戸と下戸の見解の相違を示すことわざを集めてみた。

上戸だと損をすることを喩えたことわざに、上戸めでたや丸裸がある。宴会で気持ちよく酒を飲んで裸踊りをしているうちはいいが、財産までなくして丸裸になってしまうのが上戸だという。お酒の好きな人は気をつけられたし。

酒で散在するにしても、それがいったいなんだといわんばかりの上戸側の反論のことわざに、下戸の建てたる蔵もなしがある。また、上戸からすると、下戸は肴ばかり食べているので、下戸の肴 (さか) 荒らしなどともいう。上戸からすると下戸は、甲斐性なしで食べ物に意地汚いということになるのだろう。

医学的にはアセトアルデヒドの分解酵素があるかどうかで上戸か下戸かが決まるが、民族的遺伝に関連するともいうから、中国人 (漢書「酒百薬之長」) は上戸が多く、日本人 (吉田兼好「酒は百毒の長」) は下戸が多いのかもしれない。

上戸に餅、下戸に酒は見当違いでありがたくないもののたとえ。

契約したり、何かを引き出す交渉をするときは、下戸より上戸の方が良い。 酒を飲むと気が大きくなるからである。下戸が相手のときは、下戸の手強という。

上戸にはいろいろなタイプがいる。笑い上戸泣き上戸怒り上戸など。下戸は感情を剥き出しにしないから、笑い下戸だとか、泣き下戸だとか、そういった慣用句はない。

英語では酒を飲む人は drinker、飲まない人は nondrinker であり、laughing drinker だとか weeping drinker といった言い回しはするかもしれないが、慣用句ではない。

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