Monday, February 05, 2007

zaibatsu

 「財閥」は日本語から。一八六八年の明治維新後に台頭し始めた一族支配の大企業集団。一つのグループが鉱山事業、織物製造、造船、貿易、銀行業などを一手に引き受け、第一次世界大戦期に躍進、軍閥に対抗しながら、政界と深い繋がりを保ち続け、大日本帝国の植民地の一部では半官的存在として君臨していたが、第二次大戦の日本敗戦の後、連合軍によって解体された。英語に借入されたのはGHQ時代である。解体された後も、旧財閥は個別の企業が互い助け合う体制を維持し、「系列 (keiretsu)」に姿を変えて、戦後復興の一役を担った。


The military men were hostile to the zaibatsu which dominated the economy.
軍は経済を支配する財閥に敵対していた。

In the meantime, zaibatsu firms came to the fore, and eventually the military-zaibatsu coalition led the country into a catastrophic war.
この時代に財閥が頭角を現し、その結果的として、軍と財閥が衝突、国に悲惨な戦争をもたらした。

However, the split zaibatsu firms regrouped themselves into a new form of business groups, called keiretsu, without zaibatsu families.
それでも、ちりぢりにされた財閥企業群は、同族支配をやめて、系列と呼ばれる新たなビジネス集団を再編成した。


 韓国には系列に類似する企業集団があり、それを"チェボル" (財閥) という。


The zaibatsu and the chaebol are both family-owned and family-managed.
財閥とチェボル (財閥) は共に一族によって所有され、一族によって経営されている。


zaibatsu
[20th c., borrowed from Japanese, compound formed by zai (財) "wealth, business, finance, money" & batsu (閥) "clan, clique"; both characters come from Chinese. Akin to Korean chaebol (財閥).]

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