Thursday, December 28, 2006

kowtow

中国語の「叩頭」から。皇帝に対して平身低頭し、九回の叩頭を行うことは中国の宮廷の儀礼の一つであった。一般用法としては、日本語の「土下座」に似ている。
英語の初出は十九世紀で、名詞「叩頭 (の礼)」から、後に動詞「叩頭する」になった。
Monkey, kowtowing violently, hastened to say, "There is no trickery about this."
< Alison Waley, Dear Monkey (西遊記) >
猿は、平身低頭して激しく叩頭しながら、慌てて言った。「騙そうなんて滅相もございません。
比喩的に精神状態を指す「追従的態度、ご機嫌取り」、あるいは、動詞で「こびへつらう」などの意味は英語になってから成立した。中国語や日本語にこの意味はない。
I won't kowtow to those inferior to me!
格下の連中の言いなりにはならないぞ。
中国の奇数は陽のシンボルで、九は、一桁では一番大きいな奇数であるから、吉とされている (eg. 九月九日は「重陽の節句」)。

kowtow
[18th c., borrowed from Chinese kou2 tou2 , literally, "knocking-head". The first sense in English is the "act of prostration and touching one's forehead to the floor or ground repeatedly (or nine times before the emperor in the Chinese tradition)." The figurative use "to fawn" or "obsequious manner" came out in the English-speaking world.]

中国音について
2 = 第二声

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